はんぱ者の生活

昨日の話なのだが、
例の彼女と意外な事が起こった！
三日前に一ヶ月ぶりくらいにメールを送った。
「ターミナル」って映画みた？って送った
「家にDVD無いんだ」って返事が返ってきた。
これは全然普通の会話なんだが、その二日後の昨日
「電話かけてもらえるかな？」って
「いつ？今？」って返事
そしたら電話がかかってきた
なんと彼女が泣いている。
人前では決して泣かない彼女が電話の向こうで泣いている
いったい何が起こったのかと心配になる。
でも彼女は仕事中なのでまたあとで連絡するとの事でいったん切る。
そして仕事が終わって七時前に電話がきた。
「休憩所でビールが飲みたい。もう二日も寝てなくて体がボロボロ」
でもその原因を俺はまだ聞いていない。
聞き出してみると失恋したらしい。
彼女の口からそんな言葉がでるなんてビックリである。
で、一緒に飲もうという話になってなんと彼女の部屋に呼んでくれた。
もちろん子供も居る。
隣の部屋でテレビを見ている。
その彼女の彼というのが同じ会社の席が向かいの年下の男の子だ。
一年近くになるらしい。
俺も彼女のことをずっと見てきたので大体の予想はしていた。
二人の仲に色々とあっていったんは結婚も考え、子供もなついて三人でお風呂も入る仲だったらしい。
で、その彼に「俺の将来にお前は居ない」って言われて別れを告げられたらしい。
子供もお父さんになると思いかけてた人が居なくなると母から聞かされ泣いたらしい。
そんな話しをしながらずっと彼女は涙目である
で俺は買ってきたビールやカクテルを飲みながら話しを聞いた。
しばらくいきさつや思い出話しを聞いていたら彼女はおお泣きし始めた。
俺はそんな彼女を横に座らせ俺の胸で泣かせた。
複雑な気持ちである。
二年前にふられて、二年間片思いだった彼女が俺の胸の中でないている。
しかも子供のように思いっきり。
俺はハンカチを貸し頭を撫でることしかできなかった。
頭の中で色々考えた。
『そんな奴は忘れて俺と結婚を前提に付き合ってくれ』
『だめだ、だめだ、今ここでそんなことを言うのは卑怯だ』
『あーこのままキスしたい』
男ってこんなものなのか？
結局夜中の一時まで話したり泣いたりしていた。
俺はこの二年間ずっとそばにいた甲斐があったと思った。
なんだか報われた気がした。
でも、来週には戻っているかもしれないし、どうなるかは判らない
でも、最低最悪の時に俺に頼って来てくれたのは幸せである。
くそ！
いっそ結婚してしまいたい。