ヒグマ対策
近年、北海道ではヒグマに関するニュースが多くなり、住宅に近い場所での出没が問題視されている。この写真は農家の住宅側数メートルを徘徊し、スイトコーンを食い荒らされ設置した。この箱わなには、5日目に245kgのヒグマが掛かった。だが、これはまださほどの問題も無いのかもしれない。特に、島牧村の住宅街に出没していたヒグマ(←これをクリックするとニュース動画)に関して、ニュースなどで得た情報から考えるに、これはどにこでも起きうる問題であろう。私は、ハンターの立場として自治体・警察・猟友会の対応には問題があったと思う。先ず、ハンターは住宅街それに準ずる場所、日没~日の出の夜間は発砲できない。これを承知のうえで、自治体が銃使用できない丸腰のハンターに夜間の出動を求める事も、ハンターがこれに従って出動した事もおかしい。銃を持たないハンターは全くの一般人であり、ヒグマと近距離で対峙するなど、とても考えられない事であり、ハンターは丸腰で出動すべきではない。こんな状態で対応できるのは、拳銃を所持していて自身を守る事が出来る警察だけであろう。自治体の出動要請を警察も容認したであろう丸腰のハンターが、もしヒグマによる被害にあった時、その責任はダレがとるつもりだったのか。先日、所轄警察の担当官と話をさせてもらったが、ハンターの立場としては不安が多い感触だった。北海道は、市街地のヒグマ出没時おける対応策を確立するため、早急に警察、各自治体、猟友会との話し合いを進めるべきです。