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テーマ:今日の出来事(292847)
カテゴリ:お仕事
今日は珍しくお仕事をしている。
頼まれて、ある冊子に文章をかく、というものですが、 これがとんでもなくやっかい。。 コラム的なものなのであれば、わりと簡単にやっちゃうほうなのですが、、 今回は、なんと「書評」!この私がこんなもん、書いていいんですか?と いうような本の書評である。。 来月から月1で、、というので、軽く引き受けてしまったのだけど、 その冊子が経済・金融関係のものなので、 当然、取り上げる本も、その手の本。私はたまたま金融関係の資格を いくつか持っているので、担当者は完全に誤解している。 「○○さんは、こういうの、得意でしょう?」。。 はっきりいって、そんな本、自発的に読んだことなんて ほとんどありませんってば。。でも、主婦ボケしている脳みそを 活性化するためにも、やるしかない! 今回与えられた本は、トーマス・スタンリーという学者 (米国の富裕層研究の第一人者といわれている)が書いた、 女性ミリオネアに関する本。最近、よく新聞の広告なんかに 出ていたし、本屋さんでも見かけた記憶はあるけど、 はっきりいって、つまんなそうだと思っていました。 トーマスさんは以前にも「隣の億万長者」と言う本を書いていて これが話題になった時は、私は入院していたので、 ヒマにかまけて読んだ。これも、つまんないというか、 そういう考え方もあるよね、程度の印象しか残っていない、、。 私、お金持ち、というかセレブと呼ばれる人たちのお話を 聞いたり、おうちを見たりするのは好きですが、 「こうすれば、あなたもお金持ち!」的な本は大嫌いである。 朝から「こんなのイヤだ」とか「こんなわけないじゃん」とか 不平たらたら言いながらやっとのことで、今、半分くらい 読んだところである。 要するに、このトーマスさんの言いたいのは、 「本物のお金持ちほど、お金持ちらしくない生活をしておる。 じゃらじゃらブランド品やらを買って、贅沢三昧しているのは 真の意味でのお金持ちではない。」ということである。 これを言うために、トーマスさんは、何十人もの お金持ちにインタビューやらアンケートをして、 数字をはじき出している。 「ミリオネアは4万円以上のスーツを買わない」だの、 「靴は13000円以下」だの、「安い日本車にしか乗らない」 「高級住宅街にはすまない」だの、から始まり、 離婚率は低い、やら、大学の学費を自分で出した人が多いだの、 「買い物には必ずクーポンを使う」だの、(ほんとかいな?) 細部にわたって、「質素さ」をアピール。 そしてしつこいほど、「ミリオネアは寄付がすき。寄付をすればするほど お金がまた儲かる」と繰り返している。 そして、そうやって質素に築いた 財産は、お洋服や宝石や家などに贅沢せず、死後は 社会に役立つように寄付する、これが真のミリオネアの姿なのだとか、、。 逆に、お金をたくさん稼ぐけれども、 趣味に没頭して散財したり、高級住宅地に住んで 高級車に乗り、高い洋服を買うような人は、 「いつもクレジットカードの支払いに追われる」、 「所得ハンター」なのだそうな。。 なるほど、ある意味、これは正論であろう。 自分のためだけに、せつな的にお金を使うのは 無意味な消費かもしれないし、クレジットカードの支払いの ために働くのはむなしい行為かもしれない。逆に 死後に社会に役立つお金を残すってのはなかなかすばらしいかもね。 でもね、トーマスさん、、と私は言いたい。 あなたは女心がわかってないのよ、と。 まず、親代々の大金持ちでもない限り、 社会に出た当初と言うのはみな、そんなにお金持ちではない。 トーマスに言わせると、ここで質素にお金をためて、 投資の第一歩を踏み出し、収入の一部を寄付に廻すのがいいらしいけど、 ささやかな夢をお金に託したっていいじゃないか! たとえば、 大好きなブランドのお洋服を買ったときのなんともいえない、うれしさ。 ちょっと贅沢して(クーポンなんか存在しない)素敵なレストランで とびっきりのお料理を食べる喜び。 普段よりもちょっとお高いケーキを食べて思わず浮かぶ笑顔。 素敵なホテルでのスパの快感。 新しいパンプスをおろしたした朝のうれしい緊張感。そういった、 お金で手に入れるささやかな喜び(ただの消費といえばそれまでだけど)、 このために働いたって、いいじゃないか!と私は思うのである。 逆に、そういう小さな喜びを支えにお仕事をがんばっている人が いたって、別にいいと思うのである。 そういった喜びを我慢して、人付き合いも押さえて、 投資に励んで億万長者になり、寄付に励み、 死後に何億円も社会事業に寄付する。。これ、ある意味、 気味の悪い人生じゃあないか??とトーマスに私は言いたいのである。 別に必ずしも「億万長者」なんかになりたい人ばかりじゃないんだし、、。 要するに、自分なりにバランスよくお金と付き合えれば、 いいんじゃないの?と私は思う。 とはいっても、投資や株式をテーマにした冊子に載せるわけであるから、 こう、ずばずばとは書けない。 どうにか読み終わって、うまく、書かないとね。でも もう、今日はうんざり。映画でも見てねちゃおう、、。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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