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テーマ:今日の出来事(292856)
カテゴリ:半蔵門あれこれ
今日は週末の母の日のためにお買い物に行った。
九段下のグランドパレスというホテルの1階に入っている 「アビステ」というお店。実家の母がアビステ大好きなので 迷わずここで買おうと決めていた。 で、出かけようとするのだが、実は心に引っかかっていることが、、。 そう、いまや私には「母」が二人いる。 もちろん、実の母と、もうひとり、「義」母。 「義」がついても、もちろん、名目上は母なのであるから、 母の日に贈り物をするべきなのはわかっている。 しかし、実家の母と違い、この「義」母のほうは、 「おしゃれ」とか「装飾品」とかそういうのに、まったく 興味がない様子、、。いたって素朴。アクセサリーはつけてるの みたことないし、お化粧もしてない。 「着飾る人」を軽蔑する発言も多い。 なので、 これまで彼女には「お花」とか「お菓子」とか そういう無難なものでかわしてきた。 でもついこないだ、一緒に高遠に行ったときに、 彼女の腕時計が壊れる、というか全く動かなくなる現場に遭遇。 きっとまだ買ってないだろうなあ、、と思い、気になっていたのだ。 アビステは主にアクセサリーやバックのお店だけど、 腕時計は種類もたくさん売っている。今年は思い切って、 「義」母にも身につけるものを買おうかな、、と思っていたのである。 で、出かける直前、仕事部屋の夫に 「おかあさん、こないだ腕時計壊れたよね? アビステで腕時計、みてみようか」と声をかける。 夫はすご~くうれしそう。 「いつもろくなのしてないから、ちょっといいやつ買ってやって」。 「なら、息子である自分がいけ~!!」と心の中で叫ぶ、が、 私も同感なので、「わかったよ~」と出かけた。 アビステは相変わらず、かわいい~。 お値段も手ごろだし、ついつい自分のものがほしくなっちゃう。 でも気を取り直して、プレゼント選び。 実家の母のは簡単である。 彼女の好みはすっかりわかってるし、一緒にお買い物に 行ったりしてるので、どういう洋服や小物を持ってるかも ある程度把握してる。だから、「これはあのお洋服にあいそう、、」とか 想像ができるから。で、結局、彼女には 明るいオレンジの麻のジャケットを買った。コサージュもついて ショート丈。ロングスカートやパンツが多い、母には ぴったり~。色も似合いそう!決定。 問題は、「義」母のほう、、。正直、好みなんて まーったくわかりませんてば、、。 一緒にお買い物行ったこともないしなあ。 わかっているのは、なるべく地味なもの。きらきらしていないもの。 装飾が抑えられた、実用的なもの、、。 時計をしばらく見てみたけど、どれもラインストーンやらで きらきらしてるし、きゃしゃなベルトはお年寄りには つけづらいでしょう、、。で、バッグを見たけど、 普段から「ひったくりが怖いので肩掛けバックしかもたない」と 豪語、実行している彼女に向くようなものは売っていない。 すてきな籠バックとかあったけど、これはとんでもない!!と しかられるでしょう、。かといって、ツバヒロの帽子や 大振りなアクセサリーなんかを買っていったら、 また「派手な嫁、、」攻撃がくるに違いない。う~ん、どうしよう。 洋服を買おうにもサイズが不明。しかもスパンコールとかついてるのが 多いし、、ダメだ。 思いあぐねて夫に電話。「時計でいいよ、時計で」との ことである。息子なら、自分で買いに行け!!とまた、 心の中でののしる。。 結局、店員さんに事情を話し、 倉庫からすご~く実用的な感じの時計を出してきてもらった。 ブレスレットタイプで、バンドの部分がべっ甲。 フェイスの周りに細いゴールドのラインがあって、 フィエスは貝。色味は渋いけど、なかなか良く見るとおしゃれ。 付け外しも簡単だし、う~、やっと決定。やれやれ。 良いお買いものができました。 ところで、夫には秘密だけど お会計を済ましたとき、ちょっとどきっとした。 自分の母のヤツのほうが、だ~いぶ高かった。無意識に。 深く考えずに結果的にこうなってしまったわけで、 決して実家の母のを優先したわけではないのよ、、と 言い訳しつつ、レシート、夫に見られないように お財布の奥深くしまって帰ってきたのでした。。 たしかに名目上は二人とも「母」なんだけど、 新しい「母」のほうにはどうしてもカベがある。 まだまだ、私、修行がたりませんなあ、、。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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