永田町のママ日記

　今日は朝から、お隣の奥様からお電話。
開口一番、「あなた、お豆腐お好き？？」と。
もちろん、だいすきです～！！と答えると、なんと、
「じゃあ、午後から一緒につくらない？」と誘ってくださる。
梅雨入りの雨で、おうちにシンと二人で
うんざりしているところだったので、
喜んでうかがいます～！とお返事。わ～い♪
でも、よく考えたら、「お豆腐を作る」って
どういうことなの？？といぶかしみつつ、
午後、お隣をご訪問。手土産はちょうど買ってきたばかりの
榮太郎アメ。。お粗末で、ごめんなさい～。

お隣の奥様は、京都の方で、
とある、伝統芸能のお家元さま！である。
月に何度か、その芸能のお稽古をつけていらっしゃる日には、
ちらほらと芸能人の方の姿も！という
なんだかすごい人らしい。
でもご本人は、柔らかい感じのほんわかした優しい方で、
お着物がとっても似合うおば様。こないだ、
お孫さんのお遊戯会に「若作りしようと思って」ハイヒールを
はいて行き、転んで骨折したという、お茶目な面もある方である！
シンとも仲良しである。

徹底した和風趣味で、
なんとマンションは全室の壁を取り払って、
大広間にしてあり、（別の階に生活の場はある）
バルコニーには、石を敷き詰めて、石庭！をつくってらっしゃるという、
すごいこだわりの持ち主。
今日も、石庭にはアザミのお花がうわっていて、素敵だったなあ、、。
今日はまず、その伝統芸能で使うお道具（これがまたみやび～）を
いろいろ見せてもらったあと、
「じゃあ、つくりましょうよ！」ということで、
彼女が取り出してきたのが、
巨大なパックに入った「豆乳」とにがり。
なんでもこの豆乳は京都から買ってきてるそうで、
「百幸（ももこう）豆乳」という名前なのだとか。
これをにがりと混ぜて、竹筒や湯のみなどの型に入れ、
あとは蒸し器に入れてできあがり～。
蒸している間、その豆乳をカルピスで割ったものを
頂く。う～ん、意外とおいしい！しかも豆乳が
グンと飲みやすくなってるわ。大発見。シンもごくごく。

そうこうしているうちに、15分たって、お豆腐完成～。
お豆腐づくりというほど大げさじゃないけど、
彼女いわく「楽しいでしょ、お豆腐やさん気分で！」。
う～ん。たしかに面白い！
しかも熱々のできたてのお豆腐、おいしい～。
最初にお豆をお豆腐にした人ってえらいなあ。。

このあとも、3回ほど作業を
繰り返した私たち。
いったい誰がたべるのよ？というほどの量をつくり、
2階のおばあさまや、管理人の奥さんなどに配り、
めいめいの夕食用にも確保。
夕食には、冷やしたお豆腐をネギとしょうがで
シンプルに頂きました♪
夫は感心して、いっぱい食べてくれた。
心なしか、自分で作ると味が濃厚な気がして
とっても満足♪
お隣さんのご親切で，雨でお散歩もままならない我々親子は
かなり救われた一日でした！家から出ないと、疲れないためか
シンが夜、なかなか寝ないので、ホント、助かりました。
ご近所さん、大事にしたいものです、、。