|
テーマ:今日の出来事(292856)
カテゴリ:半蔵門あれこれ
今日は、朝から朝刊をみて、びっくり。
岡村靖幸、覚せい剤で逮捕!ですって! 高校生の頃、私は彼の大ファンでした。 だからこそ、このニュース、とっても悲しいニュースです。 私は当時筋金入りの彼のファンで、 アルバムは当然全部持っていたし、 下敷きやら、バッジやらなんやらかんやら、持っていました。 わざわざ神戸までイベントに言ったこともある。 クラス中で私が彼のファンだということを知らない人はいない、、くらい、 分かりやすいファンだったかも、、。ちょっとはずかしいけど。 でも彼の顔とか外見が好きだったとかそういうのではなくて、 例えば同じクラスの人たちがアイドルを好きなように 好きなのではない、という変な自負があった。 なにせ、彼にはものすごい才能がある!メロディも好きだったけど、 なにより、彼の書く歌詞が大好きだった。「靖幸ワールド」だ、なんて よく評されていたけど、ほんと、独特の世界。 言葉の使い方も、感情の表現も、惚れ惚れするほど、 独特で新しかった。「友人のふり」という歌の中で 「おざなり」と言う言葉が使われているのを初めて聞いて、 その言葉の意味を急いで調べたり、 英語で「DOG DAY」っていうのが「ものすごい暑い日」だと いうこともわかったり、女子高育ちの身には、 「ああ、男の人もこんなこと考えるのね、、」としみじみしたりしていた。中学生、高校生のあの狭い日常の繰り返しの中、 靖幸の歌をきいて、この狭い世界以外の世界の存在を 知るようになった、といっても過言ではない。彼のアルバムに 「聖書、バイブル」ってのがありましたけど、まさに、 そういう存在だった。 でも悲しいかな、彼とて永遠の少年ではないですね、、。 尾崎豊が20代になって「15の夜」とか歌ってるのにちょっとした 無理を感じるように、靖幸が、30代になって 「部活やら恋になやむ高校生」の気持ちばかりを歌うのには 無理があった。だから新しくでたアルバムを聞いて、 ちょっとその無理さ加減にがっかりしたこともあった。 そして誰よりもご自身が悩んでいるだろうな、、と 勝手に心配もした。 だから、川本まことさんとかに楽曲提供をしているのを ものすごく、ファンの一人として嬉しく思っていた。 だって誰が歌おうと、間違いなく、靖幸の言葉、メロディってのが 分かるのですから!その世界に似合った人(歌手)が歌って ヒットするなんてすばらしい。 たとえ、自分の声でなかろうと、あの独特の世界が あんなに上手に表現できて、 そして、若い時代にその世界とであった、私のような人間の 心にしっかりと根付いているのだから、彼は十分、すごいのだ! 本当に、そう思っている。私のあの頃の思い出は、みな、 彼の曲と一緒なのだから! だから彼が覚せい剤におぼれてたとか、渋谷で挙動不審な動きを していてつかまった、とかそういうニュースの描写に、 ちょっと耐えられない。 ものすごくかなしいけど、また何らかの形で 彼の姿を見られる日を待ちたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[半蔵門あれこれ] カテゴリの最新記事
|