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テーマ:今日の出来事(292863)
カテゴリ:永田町あれこれ
私は、田舎の小さな町で生まれ育ったので ラジオ体操などというローカルな行事にいこうものなら、 当然のごとく、周囲は知り合いだらけで、 朝っぱらから、そこいら中で雑談に花が咲いていた。 で、子ども会だか、町内会だかの世話役の人が おもむろにラジオをつけて、にぎやかにラジオ体操がはじまったものでしたが、、 ほぼ20年ぶりに、今年参加したラジオ体操は、ちょっと様子がちがっていた。 こわいほど、静か、、なのだ。だ~れも口をきかない。 この永田町地区のラジオ体操は、 「日枝神社」の境内で行われる。 朝の6時から。 以前の私だったら絶対に行かない、というか、いけない時間帯であるが、 今の私のベッドには、魔の2歳児が一緒に眠っている。 で、このチビ、朝がやたらと早いのである。 というか、寝るのが早いので(9時ごろ)、自然、朝起きるのも早い。 毎朝、だいたい5時半には起きる。 夫は8時にならないと起きてこないので、まだ朝ごはんというわけにもいかず、、。 で、試みに、ラジオ体操にいってみよう!ということに なったのであるが、、。 これが、上に書いたように、すばらしく不気味であった。 まず、私が到着した5時45分ごろ。すでに境内にはちらほら、、と人が。 みな、ラジオ体操のために来ているらしく運動着をきて、 準備体操などしているが、だれも、しゃべらない。 「おはよう」とか「すずしいですね」とか、そういうの、ないの。 で、どんどん無言のまま人があつまってきて、20人ぐらいになったころ、 境内の片隅から、 ラジオを持った眠そうな若者が3人。 どうやら神職の卵、のような人物たちらしいのだけど、 この面々も、「おはよう」だの「これからラジオ体操をします」だの、 しゃべってもよさそうなものですが、まったくしゃべらない。 沈黙の中、うちのチビの「ちゅんちゅん(=すずめ)だ~~」とかいう 声だけが間抜けに響く。 で、6時になるとその沈黙を打ち破るように あの、やたらと明るい音楽がラジオから流れだし、 ラジオ体操開始。 みな、それぞれ「自分の立ち位置」を決めているようで うまい具合にばらけて、 もくもくと体操をしている。にこりともせずに。。。 と、いうわけで体操がおわるのだが、みな やはりたんたんと帰っていく。 私はなんだかこの沈黙にふきだしてしまいそうでもあり、 ちょっと気持ちが悪いようでもあり、、 ちょっと苦手。で、あまり行ってません。 これって、ご近所に誰も知り合いがいないからなのか、 子供が少ないからなのか、、神社でやってるからなのか、 それとも東京はどこもそうなのか、、疑問であります。 もっとほがらかにいきたいもんだわ、ラジオ体操くらい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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