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はおちぃー

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2007年02月10日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
この本で江國香織さんの作品を読むのは2作品目。
江國さんの作品は読んでいる間、孤独を感じます。
切羽つまった状況もないのに、ラスト付近にくるとドキドキはらはら。
そして、終わってみると案外さっぱりしていたり、
それがまた不思議であり魅力なんですけどね!

ハートライン薄茶×ピンクハートライン薄茶×ピンク

この作品は母と娘の放浪する物語で、
母の視点、娘の視点と交互に描かれています。

娘は小学校低学年~高校1年まで成長します。
物語は前半、淡々と描かれていますが、
描写がとても細かい分、いつの間にか私の心に入ってきました。
ごく親しい人間かのように…。

ラスト付近では、
娘は自分の取るべき行動を精一杯考えて悩んで苦しむ姿に、
すっかり同化してしました。
そして、希望をなくした虚ろな母の気持ちにも。
どこかで感じた自分の心を呼び覚まされました。



ハートライン薄茶×ピンクハートライン薄茶×ピンク

いい作品に出会った後の余韻は、何とも言えずたまらなくいい!
また、次も江國香織さんの作品読む予定です。
次は何がいいかなぁ





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最終更新日  2007年02月10日 22時20分51秒
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