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とある場所で写真集を見ていた。
サンドベージュの砂浜で優しい顔をしたヤドカリが こっちを見ている表紙の写真集。 ページをめくると、淡い色合いの貝をつけたヤドカリが 5段重ねくらいになっている写真。 ちゃんと、大きいから→小さい順になっている。 その次のページは光る青い海をバックに、 ペリカンがピンクの大きな口を開けている。 水しぶきが舞って、そのしぶきを口に受けて、たまると ごっくんと飲み込むらしい。 エメラルドグリーンの海に浮かぶペリカン。 ペリカンを先頭に、カモメたちが続く。のどかな様子。 題には「遠足」とある。 次のページを開いて、波のように体のしたのほうから なにかがせり上がってくるような感じがした。 涙が出そう。 なぜだろう・・・。 そこにあったのは青い空に輝く白い太陽、 気持ちよさそうに翼をひろげて飛ぶアジサシ。 魚眼レンズ?で撮ったのか、ページの下の方に孤を描くように 見える海のすごい色。表現できないような、体が騒ぎ出すような色。そしてその海に張り付くように縁取られた白い雲。 どのページの海もすべて青の色が違う。 なんてきれいなんだろう。 どの色も、どの色も、どの色も。 表現できないような、様々な色。 どれもきれいすぎて、胸に飛び込んでくる。 涙が出そう・・・。そこから音や匂いや風やすべてが 拡がっていきそうで、見ているだけで その海にいるような感覚になってくる。 海の中に住む生き物の色彩も、とても真似ができないような色合い。 こんなにきれいなんだ。 こんなにきれいなところを汚したくない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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