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カテゴリ:山歩き
早起きをしてまた山へ。
先週末に茨城県の男体山に登ったときには 汗ばむほどに温かで、山の中もまだまだ 夏の余韻を残すかのように緑の色が多いのに驚かされたけれど、 ここのところ街中でさえ、冷え込みが増してきたせいか 訪れた山は秋の色になっていました。 カエデの葉が緑から黄色、オレンジ、赤へと移り変わる色合いも ブナの葉の黄色に染まりつつある色合いも なんともいえなく綺麗だったけれど ぱっと色づかないまま、葉を今にも落としそうな木があったり 色づく手前の木もあり 木によって差があるようでした。 秋が暖かいと一気に紅葉しないので、木によって色づき方に差が出る という話を聞きましたがそのせいなのでしょうか。 地球温暖化について学校で調べている娘によると 「そのうち秋がなくなってしまうそう」。 温暖化のせいか、各地で紅葉も遅れているようですが 始まるのが遅くても落葉するのはその分遅くなるわけではないので 紅葉期間が短くなるんですって。 そうすると、ほんとに徐々に秋が短くなっていってしまうのかしら。 富士山と青木ヶ原樹海が望める紅葉台はその名のとおり、 オレンジ色と緑の絨毯のような樹海を見下ろせる絶景な場所でした。 これだけの緑が絨毯のようにどこまでも広がっていて、 その先に連なる山々と光る湖。 ずっと先には雪をかぶった南アルプス。 ほんとうに、「すごい」という言葉しかでてこないような景色。 ただ、その絨毯の中に川のように光るくねくねとした一角があり なんだろうと思ったら、 スキー場でした。ずっと昔に行ったことのあるスキー場だったけれど、 こうやって遠くから見ると、まさに緑を削りとっているんですね。 この景色の中にこれ以上虫食いが増えないといいな。 そして三湖台を経て、五湖台へ。 実はこの日、体調を悪くした娘が途中で引き返したいと言ったのですが 息子が「ここまで来て最後まで行かないなんて、やだ~、よい気分で終わらせたい~」 と涙を流して訴えるので、 夫が娘をおんぶして五湖台へと向かいました。 思った以上に距離があり、娘のことがあったので帰りが心配でしたが 五湖台での景色を満喫したあと、山道を戻ってきました。 娘も帰りは歩くことができたので、 行きには長く感じられた道のりが帰りは意外に短く感じられました。 いつも思うのは、歩いていると足先、手先のすみずみまで 血の巡りがよくなっているのが分かり、ぽかぽかと気持ちよいこと。 早く到着しないかな、という思いがでてきたときって 体はとても心地よくなっているんですよね。 だからこの日も夕暮れを前にして、やっと着いたという気持ちと まだまだ行けたな、もうちょっと歩いていてもいいなという気持ち。 そしてそんな気持ちを残しながら、また次の山へ向かうんですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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