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カテゴリ:環境
先日お邪魔したeco拓也さんの日記で初めて「バーチャルウォーター」という言葉を知りました。
農畜産物の輸入大国である日本。 それらを外国に委ねているわけですが、農畜産物を耕作・飼育するには多くの水を必要とします。 日本は農畜産物を輸入することにによって、大量の外国の水を消費し、輸入していることになるそうなのです。 このように間接的に消費している水のことを「バーチャルウォーター」というそうなんです。 ある統計によると、2000年度は日本の仮想投入水総輸入量は640億m3。 これは日本国内の灌漑用水の使用量を上回る数字でびっくりしました。 諸外国での水不足・干ばつ・砂漠化などが問題になっていますが、 水資源の多い日本はこんなにも外国の水を消費しているんですね。 びっくりです。 ある統計の中の国別仮想投入水量にブラジルからの・・・ ほぼ全域からの輸入があることも知りました。 今、『アマゾンには森がない』という本を読んでいるのですが アマゾンの実体を知るにつけ、 日本はますますそこに拍車をかけているんだなぁと思いました。 アマゾンでは森を切りひらいて整地するときにはリンパール(清掃する)という動詞を使うそうです。 かれらにとって森林が延々と連なる風景は未知のものであり、恐ろしく 汚らしいもの・・・そういった自然観があるらしいのです。 だからすぐに焼き払い、草地にしてしまう。 もちろん木も大切な資源ですから利用目的もあり、また 草地になったところには牧場をつくり、家畜を放牧する。 また農地にする。 道路を走っていて、目にはいるのは草原地帯であり、道路から一望できるかぎりうっそうとした緑に覆われているということはまずありえないのだそうです。 そして最近アマゾン地域での干ばつがニュースでとりあげられていたそうですが、その原因は近年の1000万haに及ぶ森林減少やハリケーンの多発ではないかとのこと。 統計の図からは日本が何を多く輸入しているかは 分からなかったのですが、けっこう私たちが何気なく口にしているものがほかの国の資源と深く関わっているのですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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