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カテゴリ:子ども
昨夜の一コマ・・・。
私がお風呂からあがってくると、嬉しそうな息子の顔が待ちかまえていました。 「ねぇ、これやってみて^^」・・・なになに・・・。 「ルール・・・11こ、○をとれ!! イチゴじゃんけんに くりあ したら つぎのめいろへれっつごー!! おんなじみちは とーっちゃいけない。 はしごは、わたってもいいよ!!」 そして紙いっぱいに迷路が書かれていました。 平仮名がぴっと詰まった字を追いかけるので精一杯で、すぐに飲み込めなかったのですが 要は紙一杯に書かれた迷路の、あちこちに散らばっている○を同じ道を通らずに、 全部拾いあつめてゴールにいく。そして最後はイチゴのマークのところに来て、息子とじゃんけんをして、勝ったら次に待ち受けているゲームに進むというもの。 ちょっとやってみて、同じ道を通らずに○を全部集めるのはちょっと無理・・・と思いました。 ・・・・というか、息子が作った迷路なので、そんな複雑なのは書けないだろうなという気持ちがあったのだけど、 「じゃあ、ヒントをあげるね。まずこっちから行くの。」 あ、なるほど。そう行けば、同じ道を通らずに済むわね。 で、自分でもやってみるけどその先でひっかかってしまう。・・・すると息子が楽しそうに、○を拾いながら指で迷路を進み始めました。 「ほら、11こ 取れたでしょ。」 「んん?」迷路をあちこち巡りながら、確かに同じ道を通らずに○を拾っていくようでした。 だんだんとこちらも気合いが入ってきて、鉛筆で道を辿りながら、時々息子に指南されながら進むと11この○を全て拾いながらゴールに行くことができました! 最後のほうで一回だけ、少しだけ同じ道を通ってしまったことがあったけど、 「こんな迷路を作れるなんて、すごい!!」と感心してしまったのです。 それが、きっと私を待ち受けていたあの笑顔だったのですね。自分で傑作!と思うものができて、それをやってもらおうと思っているときのわくわくした気持ち。 それは嬉しくてニコニコしちゃうだろうな、とこちらにまでその気持ちが伝染してきました。 漢字練習など、苦手なものがいっぱいある息子だけれど、迷路やゲームを作ったりしているときはやっぱり生き生きしてる^^ こういうときって、とっても創造力が刺激されて脳も活性化しているのでしょうね。 そんな質のよい時間をたっぷりとれるのも、夏休みのよいところなのかな。。。 ******* 昨夜、娘にまた『かにむかし』を読んであげていたら、 柿がやっと熟れて、かには 「うれしうて うれしうて たまらんもんだから そのかきの木に がしゃがしゃとはいのぼっていっちゃ おち、 がしゃがしゃと はいのぼっていっちゃ おち、しておった」のところで・・・ 娘は「涙がでちゃいそうに、すごくかわいそう。」と悲しそうに言いました。 「やっと柿の実が熟れて、すごく嬉しかったのに、さるに柿をぶつけられちゃうんだよ。」 そう、サルに柿をぶつけられたカニはつぶれてしまい、そこから子ガニが出てきて、仇討ちに行くという展開です。 おなじみの内容に、私は物語自体に感情移入せずにこの本のリズムを追いかけて、楽しんでいたのですが、何度も読んでいるこの本のこういう部分に娘は何度も同じ気持ちになっていたのかな。 なんだか、ガツンとやられた気持ちでした。そして、6年生になった娘のその言葉に柔らかい気持ちになりました。 昨日は夏休みだということもあって、娘と12時過ぎまでお喋りをしていました。 またまた娘の目を通して見える世界・・・というものが見えた気がしました^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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