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カテゴリ:山歩き
お昼ご飯といっても、このときでまだ10時半。でも朝ごはんが早かったので、おにぎりもコーンスープも難なくお腹に収まります。
そしてこの後、どのルートを取るか。最短のルートは左手の、岩でごつごつした中岳に登って、下った後さらに駒ヶ岳の頂上を目指すというもの。 もうひとつは右手にいったん下ってお花畑を通って、綺麗な池を眺めつつ、緑の稜線を登って尾根道を歩いて駒ヶ岳の頂上を目指すというもの。 後者のほうは、実際に眺めてみると地図でみていたよりずっと距離があります。 雲行きは怪しくなってきたし。・・・聞けば、雷雨の予報が出ているという。山の雑誌でも雷雨の怖さはさんざん見ていたので、私は最短のルートで行きたいところ。 だって、山の雷って光るのと落ちるのがほぼ同時だそうです。しかも雷雲の中に入ってしまえば、横からも下からも稲妻がのびてくるそう。 そんなものに、登山中に出会ったら逃げる場所ないですものね。 で、後者のルートから帰ってきたご夫婦に聞いたら見た目よりもずっときつく、時間がかかるコースというのを聞いて、それならばと前者のコースを選びました。 でもそれで正解だったかも。今回は娘も寝不足でぐったりしていて、もう一つのコースは巨岩を這い上がるようにして登る箇所が続くらしいので、途中にっちもさっちもいかなくなっていたかもしれません。 そして頂上にいくにつれて、巨岩を積んだような中岳に到着。 目の前に駒ヶ岳が見えました。 で、私が不思議に思ったのがこのあたりの山の地形。山の稜線がなだらかなところと、下から巨岩が次から次へと湧き出てきたような感じの場所があるのです。 この中岳もまさにそんな感じでした。湧き出たような大きな花崗岩。そして縦に亀裂が入り、すぱっと切ったような厚い板状のものもある・・・。 あとで詳しいかたに聞いたら、この中岳がこのあたりで一番若い山らしくいまだに隆起を続けているそうです。だからこんな形で、ここの花崗岩は硬度が高いので昼夜の寒暖の差で石に亀裂が入りやすく、冬にはそこに雪が入り込むためなにかの加減で割れてしまうとか。 大きな何メートルもある岩が板状で転がっているのはそのせいなんですね。 ちなみに、花崗岩でも柔らかいタイプの山では亀裂が入りにくいので、ビルくらいの大きさの岩がどんと残っているとか。 ちょっと調べてみたのですが、花崗岩というのは地下深くで冷えて固まったマグマだそうです。 そして造山活動で隆起してきて、このような山になるのでしょうね。 山って、途方もない時間をかけてここにあるんですね。そして今そこには、ハイマツや高山植物の緑が覆っています。岩陰にはイワツメクサも^^ 続く。 中岳の頂上。 八丁坂からの眺め。 岩陰に咲くイワツメクサ。 ハイマツの松ぼっくり。 這う松だからハイマツ。その名の通り、這うように伸びているので、背丈が低いです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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