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カテゴリ:山歩き
中岳から駒ヶ岳を望むと、その中間にあるのがテント場でした。あとは下るだけ。
「ああ、もうあそこに?」という感じで疲れた体には嬉しくもあり、また今までがいちいち感想を述べたくなる、または何度も同じ事・・・「すごいねぇ~~」と呟きたくなる光景ばかりだったので、あっけない気もしました。 けれど寝不足感が体中に漂っていて、こんな良いところに来てこの感じは悔しいわ・・・と思っていたので、テント場について荷物を下ろし、みんなで仮眠をとってから駒ヶ岳に登るというのはまた元気がでる材料となるものでした。 設営が終わると、どっと眠気が襲ってきました。 夫などは夜中じゅう運転し続けて、40分の仮眠をとったと思ったらもう、60L(自分の頭をうんと超える)の重いザックをしょって歩き続けてきたんですものね。 私と娘もテントを張りだした下にピクニックマットを敷いて、横たわったら、 ひんやりとした風が心地のよく流れて、あっというまに熟睡していました。 ・・・息子だけがなぜか元気で、一人せっせと石を集めてはみんなが食事をする場所を作っていたけど。 先に起きた夫に起こされ、まだ眠い目をこすりつつ歩きだすと、やはり熟睡した分、体が元気になっていました。今回の最後の目的の駒ヶ岳に登ります。・・・でもテント場からは30分程度なのです。 リュックを下ろして、身も軽くなり熟睡して元気になった体には、やはり素晴らしい光景です。 斜面を覆うハイマツも、その陰に隠れるように茂る苔のような植物も、午後の濃い光を浴びていっそう濃い色に見えます。 その一つ一つが・・・立ち止まって見ていたり、思わず触ってみたくなるものなのですよね~~。 そして散歩してきたような感じで、頂上着。2956m。 ぐるっと見渡すかぎり山々が見え、ところどころ雲が晴れた場所に下界の街並みが見えます。 空を見上げると、やっぱり色が違う。透明感があるというのか、空も雲も近くに感じてずっと見ていてもちっとも飽きません。どんどん雲が動き、太陽の光があらゆる方向に伸び、天使のはしごをつくり、様相を変えていくのに飽きる暇がない。 話変わって、街中を車などで走っていると、どこまでもどこまでも街並みが続く気がするけれど、 山にくるたび頂上からみる眺めは山並みが続き、森林大国ニッポンを思わせます。 でも、宇宙から夜の地球を見たときに・・・日本は明かりで日本列島の形がはっきり分かるのですよね。 日本列島の形に埋め尽くすように明かりで光っているようにも見えます。 こんなに山林が多い国なのに、エネルギー消費量がとても多い国なのですね。 日本はたくさんの緑をもち、そしてよその国の資源も消費してやっぱり贅沢です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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