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カテゴリ:環境
前の日記に書いた本を読んで、またいいこと探検家さんの日記、eco拓也さんの日記を読んで、
環境問題というのも一人一人の心のあり方に繋がっているのだ、と改めて思いました。 日本ははっきりとした四季にめぐまれ、また自然の脅威から 自然の美に対する繊細な感受性をもち、儚さ・・・もののあわれという独特の感性をつくってきたのだということを書きました。 かつての田園美は訪れた欧米人のほとんどに「こんな美しい国で一生過ごしたい」「日本の道は夢のよう」などと言われたそうです。 自然は征服するものではなく、自然と調和しながら独特の文化を創ってきました。 慈愛や誠実、忍耐、正義、勇気、そく隠(弱者・敗者・虐げられたものへの思いやり)、そして卑怯を憎む心などの武士道精神は武士だけでなく町民、農民にまで浸透していました。 例えば、戦争も・・・卑怯を憎む心があれば、弱小国に侵攻することをためらうし、また占領した国の文化・伝統・歴史を粉々にしてしまうこともためらう。 美的感受性があれば、戦争がすべてを醜悪にしてしまうことを知っているから、どんな理由があろうとためらいます。 故郷を懐かしむような人は、ほかの国の人々の想いも理解できるから戦争をすることをためらいます。 きっと環境問題も同じなのではないかと思います。 自然と調和してきたかつての人たちは、きっとその恩恵に感謝し、自然を慈しみ大事にしたのでしょう。 日中戦争あたりからその美徳がどんどん失われていったようですが。 物質的な豊かさ、便利さはとても魅力的なものです。でも、日本人がかつてもっていたような自然に対する美的感受性や道徳心は環境問題にもつながるとても大切な要素だと思いました。 家では・・・環境問題について語るよりも、子ども達に美しい自然をなるべくたくさん見せてあげて美的情緒を育てたい。 そして、家庭で心を豊かに育てられるようにしてあげたい、と思います。 まず、自分からですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.01.06 15:03:06
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