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カテゴリ:環境
昨日、初めて宮脇昭さんの講演を聴きにいくことができました!
横浜パシフィコで行われた会場にようやく間に合い、乾いた唇にリップクリームをつけようと思ったときに、宮脇さんが舞台に現れたので、遠い会場の端からでも失礼に当たるような気がして慌ててポーチにしまい、背筋を伸ばして聞き入りました。 以前、『魂の森を行け』(一志治夫著)という宮脇さんの人生を描いた本を読んで、その強烈な生き方に魅せられて以来、その功績もさることながら宮脇さんというその人にお会いしてみたかったのです。 79歳というお歳を聞いてびっくりしてしまったのですが、想像通り勢いのある、そして心をつかむしゃべり方で1時間。 スピードの強弱はあるものの時々は早口言葉を聞いているような勢いで喋り通しでした。 それでも話に谷と山があるみたいにおっしゃりたいこと、肝心なことはとても印象に残るのですよね。 人生、自分の信じる道をとことんまっしぐら、それが今もなお続いているという感じを受けました。 宮脇さんは今までに世界中に木を3000万本以上植えてこられたかたで、万里の長城の緑の復活も宮脇さんによるものです。 そのほかにも1500か所以上で植林活動をされていて、その基本にあるのが「その土地本来の木で森を作る」です。 その土地本来の自然植生を調べて作った森は幅1mの場所でも急斜面でもびっくりするほど奥行きを感じるうっそうとした森になります。 殺風景な土地が8年もするとりっぱな森に姿を変えるのには本当に驚きました。 土地にあった木を立体的な多層群落で植えることで3年もすれば、まったく手入れの必要のない森になるのです。 今回は「学校にいのちの森を」というテーマでした。 今まで小中学校あらゆるところで子どもと一緒に木を植えてきた森脇さんは、自分の手で植えた木が大きく成長していくのを子ども達が感じることが命を感じることではないか、とおっしゃっていました。 ひとりひとりの体に自然の命の姿をすり込ませよう・・・ 徹底的な現場主義で、つねに土に、木に触れてきた力強い言葉でした。 体で感じ取ったものは心にとっても作用しますよね。 ***** 宮脇さんは昨年末、ブループラネット賞(環境国際賞)を日本人として初めて受賞されました!(ということを昨日知ったのですが・・・) ***** 昨日はまず家族で「みなとみらい技術館」へ行きました。 ここも環境に関するブースや宇宙関係いろいろあり、とても面白かったです。 ついつい見入ってしまうので、一階しかまわれませんでした。一日ゆっくり過ごしたいところです。 そして講演会に行った後に20年ぶりくらいで中華街で食事をし、 大観覧車にのって、瞬く光がいっぱいの華やかな世界を見回しました。 それはそれでドキドキするような世界なのですよね。 あと20年経って、ここから眺めた時、どんな自分でどんな風景をみているんだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.02.05 13:48:16
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