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2007.12.12
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カテゴリ:つれづれ
今日は近所のデパートの回転寿司屋サンで「まぐろの解体ショー」があるとの情報をじろがポケモンの間に流れるCMで得て、それでは、パパもお留守なことだし、四人で出かけましょうか、ということになり、夕方6時半から、七時の解体ショーを目指して、車で出発しました。
「ま・ぐ・ろ! ま・ぐ・ろ!」と店員さん、お客さんみんなで盛り上がり、じゃんけん大会で「かまとろ」をさぶが、「大トロ」をじろが当てました。
私とじろはじゃんけんで負けたので、あとから、大トロを格安100円で堪能して、四人で大満足で「さ~帰ろうか」と言ったとき。
さぶが「のどが乾いた、ジュースが飲みたい。」と言うので
「さぶちゃん、家にレモンジュースがあるから、我慢我慢」と私。
すると、いつもなら「わかったよ、ママ。」と言うさぶが、むくれて反対方向に歩き始めました。
私は、すぐに戻ってくるだろう~とそこらへんでウインドーショッピング。
たろとじろがガンプラを買い終えて、30分経っても戻ってきません。
そこから、一時間半、デパートの中を探してまわる羽目に。。。
トイレの中から階段から、全フロア全て探しても、見つからない。
夜の9時を過ぎたのでサービスカウンターに私の携帯番号を知らせて帰ろうとしたその時、私の携帯がなりました。
おばあちゃんから「さぶが帰ってきたよ。」
おばあちゃんの家は、自宅から歩いて3分のところです。
さぶは夜道、2キロはなれた自宅へ歩いて帰っていたのでした。
40分くらいかかったことでしょう。
私はおばあちゃんに、「さぶにお灸をすえたいので、今日はお義母さんの家に泊めてもらっていいですか?」
おばあちゃん「うんうん、分かった。」
すると五分の経たないうちに又携帯が。
おばあちゃん「さぶが泣き出したよ~~~家に帰りたいって。」
私「いえいえ、今日はしっかりお灸をすえたいので、泊めてください。」
おばあちゃん「あら、そう?わかったわ。」

ホッと一安心、私とたろとじろが家に帰り、御風呂に入ろうとしたその時、玄関がピンポ~~ン♪
さぶとおばあちゃんの姿が。。。
さぶをきつく叱ろうとしたのですが、目が腫れあがったさぶが
「ママ本当にごめんなさい、さぶが悪かった。反省しているから今日は帰らせて。本当にごめんなさい。」
私もここまで反省しているさぶを叱る必要はない、と思い、心配したこと、無事でよかったこと、だけをさぶに伝えました。
さぶが一緒に御風呂に入る中、いろいろと今日の帰り道のことを話してくれました。
駐車場に車があるかどうか、見に行ったけどなかったので、歩いて帰るしかない、と思ったこと。
(車は一度も動かしてないので、さぶは違う場所の駐車場に行ったのでしょう)
店員さんに言おうと思ったけど、恥ずかしくて言えなかったこと。
歩いて帰る中、涙が100粒地面に落ちたこと。
おじさんがずっと後をついてくるので、止まっていたら、追い越していったこと。
わんわん、大声で泣いていたら、人が見るので、人がいるところでは声を殺していたこと。
ママが無事か大丈夫かな~と心配でたまらなかったこと。
ママに会いたくて会いたくてたまらなかったこと。
家のピンポンを鳴らしても誰もいなかったので、家の前のブロックべいに10分くらい座って待っていたこと。
おばあちゃんの家に行けばいいんだ!と思って行ったらピンポン押してもおばあちゃんは出てこなくて、ピンポンピンポンと何度も鳴らしたらやっとおばあちゃんが「さぶ、どうしたん?」と出てきたこと。
寒くてぶるぶる震えたこと。
そして、極めつけの言葉。
「俺、今日、弱い人の気持ちがよく分かった。」
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迷子になったときのお約束
「はぐれた場所で待つこと。」
「店員さんにママの携帯を鳴らしてもらうこと。」
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最終更新日  2008.01.06 11:04:21
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