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カテゴリ:日々雑感
心の中では副業が、収入上の「本業」となって10年以上がたってしまって今に至るのですが・・・現在メインでやらせていただいている予備校が「リストラモード」に入ってきていると感じて、他の予備校にも出講を始めました。
そこで今年感じているのは、予備校講師は「先生」「教師」ではなくて、どこまで行っても「受験という波をかいくぐって科学の海を垣間見させるトレーナー」に過ぎないのだ、ということです。 受験問題に向かうとき、かつて「この問題は~の意味で科学的に問題があるんだよ」と講義中に文句をつけていたわたしですが、だからといってその問題が出題されたら受験生に選ぶ権利はない・・・訳なんですね。 そう、受験生は研究者ではない・・・研究手段も研究経験もろくにないという単純な事実を忘れかけていたんです。 今年、トレーナーに徹して、「キチンと解ることなど必要ない。1+1=2が証明できないからといって計算しない・・・なんてことはないのだから、やり方を身につけるトレーニングさえ積めば誰でも問題を解けるようになれるんだよ。ワカッテ解けないのと、ワカラナイケド解けちゃうのと、ミンナはどっちがいい? 僕は、受験生は【ワカラナイケド解けちゃった】で良いと思うので、より速く確実な解法を示しますから、それをしっかり真似てトレーニングを積んでくださいね。」 とやっています。 何故か、今年の学生の食いつきがいいのですが、それは「自分が最も愉しめている」からこそのおまけのように思えてなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月21日 07時12分39秒
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