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カテゴリ:受験生の皆さんへ
1遺伝子の交配内容については6通りを頭に入れればよいのでしたね。
2遺伝子は、たった5通りなんです。普通、遺伝子の数が増えれば、場合分けが増えるはずなんですが、2遺伝子はAaBbといった2重へテロの配偶子パタンだけでいいんです。 どうしてかというと・・・2遺伝子で2n(2倍体ゲノム)の遺伝子型は9種類しかありません。このうち、8種類は染色体上の遺伝子配置に関係なく「見た瞬間に配偶子が解る」からなんです。 AABB(AB),AAbb(Ab),aaBB(aB),aabb(ab)というように、各形質の記号がそろってホモの状態の「純系」は必ず1種類の配偶子、AABb(AB,Ab),AaBB(AB,aB),Aabb(Ab,ab),aaBb(aB,ab)といった、一方の形質がホモでもう一方の形質がヘテロだと2種類が同率・・・と、組み合わせ上決まってしまうというわけです。 ところが、2重へテロのAaBbだけは、a/A,b/Bの独立のときは4種類が同率で1:1:1:1になりますが、ab/ABの連鎖では完全連鎖で1:0:0:1・不完全連鎖でn:1:1:n(n>1)に、aB/Abの連鎖では完全連鎖で0:1:1:0・不完全連鎖で1:n:n:1(n>1)となり、不完全連鎖では組換え価によってnが変化することになります。 でも、だからこそ、2遺伝子は2重へテロの場合だけ「図解」してF1(雑種第一代)を確実につかまえることで、確実に点数をアップできることになるわけです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年08月15日 06時44分18秒
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