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2007年01月09日
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カテゴリ:受験生の皆さんへ
星久々の更新です♪

 さて、メンデルの3法則を教わることのもう一つの弊害を示させていただきましょう。
 分離の法則はAa×Aaのヘテロ同士の交配で、配偶子比がA:a=1:1となることなんですが、この交配は「遺伝子型が同じものどうしの交配」、つまり、同じ花の中での珍しい受精である「自家受精」というものであることなんです。
 一般に、花の中に虫や風が入りやすければ、何も好き好んで自分の花粉による受精をする必要は無く、むしろ自分の花の花粉がめしべの柱頭に付着して花粉管を伸ばそうとすると周りから締め付けて花粉管を伸ばさせなくする植物が多いんですね。それは、自家受精を繰り返していくとどんどんヘテロの割合が減少して遺伝的な多様性を失ってしまい、有性生殖の意味が消去されてしまうからなんです。
 でも、自家受精を最初に「金科玉条」として教わるので、自然界で一般的な「自由交配」が特別でわけのわからないものと感じてしまうことになるわけです。その結果、ハーディ・ワインベルグの法則やその成立条件としてのメンデル集団・・・といったことがすべて「遠いもの」に感じられてしまうのですから、好い加減に止めないとますます生物選択者は「遺伝は判らない」というイイワケの世界に逃げ込んでしまうことになります。





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最終更新日  2007年01月09日 06時33分16秒
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