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カテゴリ:お勧めの本
ヒーリングをしながらいつも感じていることは、
「ただ、そこに居る」ことの大切さ。。。 つまり、エネルギーレベルでの交流の持つパワーです。 実際のセッションでは、お話によるアプローチもしていますし、言葉で伝えることの重要さを感じることはとても多いです。 それでもやはり、基本はエネルギーの交流なんだなぁ。。。といつも感じています。 さて、そういったエネルギーの交流による癒しを、ある精神科の先生がやっていらっしゃる実例を記した本があります。 河合隼雄さんの対談集「心にある癒す力、治る力」という本です。 心にある癒す力治る力―心理療法の現場から〈下〉 (心理療法の現場から (下)) この本の2章に登場する精神科医 角野善宏さんは、統合失調症の患者さんに心理療法をメインで行っている数少ないドクターとして紹介されています。 とはいえ、ご本人は決してヒーリングとかエネルギーとかいう概念で行っているのではなく、あくまで医療的な観点から治療を行っていらっしゃいます。 しかしながら、そこで行われていることはまさにエネルギーヒーリングです。 ご本人もヒーリングという概念は使っていなくても、エネルギー的な側面を感じながら行われていらっしゃるのでは。。。と思います。 角野さんのアプローチは、錯乱して怒鳴ったり暴れたりしている患者さんの側にじっと座り続ける。。。という方法です。 何時間も、何日間も、ずっと、ただ側に座っている。。。 まさに、エネルギーヒーリングでしかありません! こうしていると、患者さんが次第に落ち着いてくるので、充分に落ち着いて治療が始められる状態になってから、患者さんに合った心理療法の手法で治療をしていくのだそうです。 そして角野さんは、治療者自体の状態が「本当に安全で、さりげなく、芯はしっかり、ゆとりがあって関われる状態でいること」が大切であるとおっしゃっています。 これはまさに、ヒーラーに求められていることではないでしょうか。 (私が個人レッスンでお教えしている「丹田・センタリング」が出来て、「天地に繋がった状態」とは、こういう状態のことなんです) 治療者という存在が居ることの大切さ。。。 治療者が「必ず治る」という自己治癒力への確信、患者さんへの信頼を持って、ただそこに居ることの大切さ。。。 統合失調症という、難しい治療の臨床経験から語られる言葉は、とても重みがあり、深く心に染み入ります。 私もこのように真摯な姿勢で、ヒーリングに携わりたいな。。。と、この本を読むたびに思います。 この本には、これ以外にも様々な心理療法の実例が、河合隼雄先生と実際に行っている方との対談形式で紹介されています。 ヒーリングに携わる方だけでなく、人の心や、生きていくことに関心をもたれている全ての方に、ぜひお勧め致します。 図書館の心理コーナーにおいてあることも多い本ですから、どうぞお手に取って読んでみて下さいね! (実は私も図書館で10回以上借りて読み、どうしても手元においておきたくて、最近やっと購入したばかりなんですよ~^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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