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2008.02.04
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カテゴリ:アフリカ
アフリカにあるチャド共和国という国が、今大変な事になっています。
クーデターが起きたのですが、市内では戦闘が続き、大勢の人が死傷しているそうです。
昔から内戦が続き、政情が安定したことはなかった国。
そこでまた大勢の人達が命を落としています。

実はチャドにはとても親しい友人がいます。
縁が深い、ソウルメイトの一人です。
その人は先日までフランスに住んでいたのですが、1月末にチャドに戻ったばかりなんです。
「運が悪い」というか・・・。
もっともフランスにずっといることもできたのに、わざわざチャドに戻るのを選んだのはその人なので、自分で選んだ運命なんですが・・・。
友人としては、やはり心配です。

先ほど電話してみましたが、全く繋がらず・・・。
非常事態ですから、一般の電話回線自体がもうパンクなのでしょう。
向こうからの連絡を待つ以外に、安否を知る方法はありません。
一体いつになることか、全く分かりません。

国際協力に関わっていたときには、私も色々な体験をしました。
ある国で暴動の危険があったときに、荷物を準備して家でじっと危険が過ぎるのを待ったこともあります。
また、日本人の友人が某国でクーデターに遭遇して、住んでるビルに銃弾が山ほど撃ち込まれた話とか、別の友人が別の国で起きたクーデターで命からがら文字通り「身一つ」で逃げてきた話とか、凄い話を聞いています。

でも私達は所詮外国人。
情報も早いですし、要領よく動けば国連軍などに最大限守られて、外国人の為に確保された輸送機で海外に逃げることができます。(運が悪く巻き込まれて亡くなってしまう方もいるのですが)
でも、現地の人はそうはいきません。そこが彼らの居場所だからです。
市街戦に巻き込まれてしまう方も多いでしょう。
そこの土地に生まれたという、宿命や運命とでもいいましょうか・・・。

運命は、自分次第で変えられることもあります。
でも、戦争などその国自体の宿命的な動きに巻き込まれると、個人レベルではなんとも動かせない状況も出てきます。
個人の運命というのは、実は所属している国(土地)に多くの部分を依存しているのです。
日本のように平和な国では、あんまりピンと来ないと思いますが。。。

チャドのような危険な土地で生まれた人々が、どういう魂の学びをしようとしているのか、一般論として簡単に言い切ることはできません。
ただどんな学びにしても、なかなかハードな学びであることは事実です。
それが魂の学びだと頭では分かっていても、本人達の大変な苦しみを見ると、平和な日本から来た私としては、やはり心が痛む場合が多いです。

でも、そういう大変さを体験することを選んだ、彼らの魂の強さを信じています。
そして私自身も、彼らとの縁を頂いたことでより強く育ててもらっていることを感謝したいと思います。

果たしてこの友人ともう一度連絡が取れるのか分かりませんが、今は心を落ち着けて、無事を祈りたいと思います。

そして、どうか平和が訪れますように!






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Last updated  2008.02.04 18:28:21
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