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＜ご質問＞
はじめまして、ぶしつけで申し訳ありませんがどうぞお答えください
私は、なぜか父が嫌なのです、父は普通ですしなにも問題ないのですが、私は一緒にいるのも嫌なんです。
それが態度や顔にでるので、父はとても傷ついて嫌な思いをしているのだろうなと
わかっていても態度や感情をかえられません。
父に原因があるのではなく、私に原因があるようなきがします
どうすれば、このような感情を解決できるのでしょうか
どうぞよろしくお願い致します。
kokoより
＜お答え＞
kokoさんはとても正直にご自分の気持ちを認められる方ですね。
また、ご質問を読んで、実はお父様への愛情が深くあることを感じました。
まず、スピリチュアル的な観点からみると、過去世でのこと、エネルギー的なこと、今世での学びのテーマなど、何種類もの解説が可能ですし、実際その全てが複雑に絡まっているのは事実です。
そういったセラピーも沢山ありますので、お受けになればある程度の効果は得られるかもしれません。
ただ今回は、そのような説明を沢山したところで、その感情の解決にすぐ結びつくかどうかはわからないと思いました。
といいますのは、今回のように親子間でおきるなど、非常に強いカルマ的な関わりのある問題というのは、必ず物理的な後ろ盾が用意されていて、心がけとかそういうレベルでは解決しない場合も多いからです。
今回のケースでは、間違いなく「臭い」が関係していると私は感じました。
人間には、意識上では知覚できなくても、実際には感じている感覚というものがあります。
嗅覚もそうで、ある種類のホルモンなどは、嗅覚で実際にキャッチして身体や感情が反応していても、香りとして意識上で知覚されていないので、知らないうちにその香りに動かされているということがあるのです。
人間には種の保存のために、「自分と近いものを排除する」という傾向があるのだそうです。
なぜなら、近親者との結婚は種の保存にとっては好ましくない遺伝的な影響が起きるためです。
実際に男女間では「遺伝子情報が自分と遠い異性を好む」という傾向があることが、実験を通して分かっています。
これは性格とか見た目だけの問題ではなく、人間と言うのは無意識でキャッチしている様々な感覚を通して、相手の遺伝子情報を読んでいるのだそうです。
そして、これに深くかかわる一つが体臭です。
テレビでやっていた実験を見たのですが、何人もの男女からそれぞれ汗を採取し、その中のあるホルモン（だったと思います）の臭いを凝縮したものを、異性に嗅いでもらいます。
すると、たとえばＡさんはＺさんの体臭は受け入れられても、Ｘさんの体臭は我慢できないほど嫌い･･･というようなことが起きてきます。
そして、この原因は、遺伝子情報なのだそうです。
つまり、自分と遺伝子情報が近い相手の臭いは嫌い、遺伝子情報が遠いほど臭いが気にならない（もしくは好ましく感じる）のだそうです。
これは「自分の父親を毛嫌いする」ということと深く関係があるといわれています。
ですから、自分と遺伝子情報の近い人（つまり、異性の親）の臭いは不快に感じ、理屈抜きで近寄るのもいや･･･となるようです。
そして、臭い自体を意識していないので、まさか自分が臭いがいやで嫌いに感じているとはわからないのが通常のパターンなのだそうです。
でも、とても理にかなっている拒否反応なのですね。ある意味、正常な反応です。
もちろん、kokoさんがお父さんを嫌だと思う原因は、これだけが全てだとは言いません。
他の要素、例えば小さな頃のちょっとした出来事から生じた心の問題等が絡んでいることもあるでしょう。
でも、嗅覚による拒否反応が大きなウエートを占めているのは確かだと思います。
そしてこの拒否反応は生理的なものなのでどうしようもなく、理屈で乗り越えようと思っても上手くいきませんので、今は思いつめないことが大切です。
「自分に問題がある」と自分を責めるのではなく、それほど嫌な感情がわく相手でしたら、今は上手に距離を取る方法を考える方が建設的だと思います。
そして同時進行で、ご自分自身の成長のために、自分を見つめてみたり、必要に応じてカウンセリングなどのセラピーを受けられるのは効果的だと思います。
なお、こうした嗅覚に関連した拒否感などは、年齢とともに変わるホルモンバランスの変化や、結婚・出産などによる体質変化、また精神的な成熟などによって、これから徐々に変化していきます。
今の状態がずっと続くわけでもありませんので、どうぞ安心して下さいね。
このお答が、kokoさんがご自分自身をゆったりと受け入れ、お父様との関係改善のヒントになれば幸いです。心から応援しております。
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