『エリザベート』10月19日(火)祐一郎さん千秋楽♪♪♪
<『エリザベート』10月19日(火)18:30開演@帝劇 祐トート千秋楽>とうとうこの日が来てしまいました。私たちはワクワクというよりは、既に卒業式を前にした学生のように、どこかしんみりとした気持ちが胸に迫り「祐トート素敵()」だけでは終わらない、そんな予感は勿論あった。目や耳の錯覚なのか、実際にそうだったのか?今となっては?そう!祐一郎トート千秋楽マジックとしか言いようが無い特別な空気。あとで祐友さんたちと確認しあったら、やっぱりそう感じたって。全てが美しく完璧で、音響も楽らしくダイナミックで、すべてのシーンやキャストたちが祐一郎さんトートを心から愛でていて、今日はその愛すべき祐トートとの最後の公演を大事に思ってくれていて、最大のエネルギーで祐トートに対峙し寄り添い、祝福しながら心で泣き笑ったりしながら送り出そうとしてくれている・・・そして客席は全員が文字通り固唾を飲みながらすべての祐トートを見守り・・・・この熱く激しく、そして甘く官能的で、いつのまに心の隙間にすぅっと入り込んでくるような祐トートの楽を、静かに心ゆくまで味わおうとする緊迫感に満ちたはりつめた空気・・・・。そういうわけでただの個人的な感想になってしまいますが、この日はもちろん祐LOVE人口比率非常に多くロビーも客席も独特な濃いファン臭(笑)というか濃く熱い空気がむんむん、見つめる方向も拍手のタイミング長さも合って。お隣に遠慮することなく(今思うと普段は他の役者ファン隣が多く結構毎回気を使ってたかも)、思う存分祐一郎さんを観て考えて・・その気持ちを行動に表せて、祐一郎さんの初日とともにほんと自由で伸び伸びとできて幸せだなあと感じました。ゴンドラから降りてゆっくりと歩いてくる祐トートの目力を一瞬向けられバチバチっと電気ショックのように感じこのシーンは雷のような音があるためか、ああ祐一郎さんの目力ってまさに一瞬の稲妻のようだなあと。奥に移動して振り向いてスポットが当たる祐トートの顔はすべてこれから起こることが分かっている天上の存在のように静かで穏やかな表情。「愛と死の輪舞」の甘い旋律がクリアな声に乗せられて響いていくのを聴きながら、祐一郎さんの吸い込まれるような目の表情などを観ているうちに、もう込み上げるものがあり、「ああ、もう来た?」と自分で動揺。そう、こんなたおやかな表情やこの世のものではないようなこの声は次にいつ会える?と今考えてどうする?と脳はストップをかけるのに、ハートは言うことを聞いてくれない。祐一郎さんが「愛」という度にハートがずきずきとうずくような、そんなせつなさを感じそんな気持ちを受け止めているよ、というように、歌い終わった後手を挙げたまま、せつない表情を保って客席によく見せてくれたまま、しばらくポーズをキープして存分に拍手をさせてくれて、そういう優しい気持ちに言葉にならない感動を覚えました。「最後のダンス」も客席を下手からざざーっとなめるように見渡すところが、いつもより目力を利かせて丁寧に端から端まで見つめてくれたような気がしたし、音響も黄泉の国の人らしく最大限に響いていましたし、息をする間もない勢いで「最後のダンス」はまさに貴方のものです!とひれ伏したい。ロングトーンも前楽より長く力強く、手を突き上げたあと背を客席に向け、超ゆっくりと階段をのぼりつつ背中で拍手を存分に受けてくれ感動。1幕の闇広もとても丁寧に言葉と音をつむぎだすように、そしてカフェのシーンでは革命家たちとのアイコンタクトがいつもより丁寧でまるで挨拶と感謝を交わしているように見えたのもやはり楽マジック?最後の振り返りは前髪がぼわっと揃って超可愛くて。エリザベート泣かないでの歌も、ここで彼の腕の中でおやすみという言葉のとおりお休みしたいのはこちらよ!と客席から無言で訴えたい(笑)。これ以上ないほど甘くせつない声は永遠に保存しておきたい魅惑でした。ひとことずつブレスしながら丁寧にそしてシシィの心と客席の私たちの心両方に染み込ませるように歌ってくれました。2幕も前半は愉しい気持ちで観れた。馬車を操る美しい祐トートの姿は、ほんとうは幻なはずなのにフランツはいつの間に消えていてシシィの心と向かい合っているのは祐トートだけ。そんな「私が踊る時」でくるっと前を向いたりシシィに向き直ったりする横顔と前顔の切り替えをうっとりと観察しながら、この大好きな曲にもさよならを告げました。「ママどこ」美しくて悲しいほど残酷な前触れでもある曲をまばたきも惜しいと思うほどじっくりと味わいました。座ったときのポーズの素敵さを忘れまいと時をとめたい。呼んでくれれば来てあげる♪ここ相手を知らぬ無邪気なルドだと思うと、優しく甘いほど悲しく。石川フランツも祐トート楽モード全開だったと私は勝手に感じてた。祐一郎さんと禅さんがずっと一緒の舞台で、もうまとめて応援してしましたから(笑)、ああ、今日でこういう機会もしばらくないんだなと思うとそれも悲しくて・・・禅さんにもありがとう!の気持ちがじわじわと湧いてきて。禅さんからも特別な日の気合のようなものをビンビンと感じた(わたしの勝手な感想ですが)。浦井ルドルフが登場し、父との緊迫に満ちた対決そしてHASS,そして闇が広がると繋がる流れ・・・このときになって、ああ、もうすぐ終わってしまうという気持ちが忍び寄り、浦井ルドと祐トートの闇広がこんなに濃密ですべての瞬間瞬間が胸につきささるように迫ってきたことがあったでしょうか。いつも観ている感覚とはまったく違う、文字どおり、見えない闇がスモークになって拡がり終焉というものに刻々と近づいている感がこの身に感じられてなりませんでした。こんなに泣けたのも初めてです。ふたり重なるように立つ姿も美だけでなく、儚さを感じ、切り取ってポスターにしてほしいくらい!最後に肩に乗せる祐トートの手のぬくもり(冷たいはずなのに)まで感じられそうだった。拍手はどこまでも続きそうな熱さで浦井さんだけでなく、祐一郎さんの目もどこか遠くて、うるうるっとしているように感じた。そのあとルドルフを翻弄しながら全身の力で踊り狂う閣下の姿を下手(しもて)で観られる幸せを噛み締めつつ、くるりとターンし翻るコートや閣下の表情の変化やジャンプし着地したり手を激しく動かすときの閣下の真剣さをまるごとぜんぶ目のフィルムに焼きつけるように、涙目で見納めたのでした。どのシーンも「ああ、これで最後!」という自分のなかの叫びが胸をきりきりとさせるようで。浦井ルドを見ながら少年ルドの「ほんと?」という目の輝きや可愛いうなずき方を思い出・・浦井ルドには見えないストーリの部分をくっきりとイメージさせてリンクさせてくれる不思議な力が。祐一郎さん楽のルドが浦井くんでよかった!ほんとうに素晴らしいルドルフ・・最後はまるでありがとう!と言うように祐トートに身をあずけ・・・もう楽フィルターかかりまくっているため、そんなふうにさえ感じてしまい・・。ルドの死に泣くシシィそして夜のボート・・に涙しそして悪夢・・・。悪夢・・祐トートは最大限の力をこめて「自由をぅ!!!」は夏から今日までで多分一番の迫力と伸びと鋭さで劇場中に響き渡ったのでは?と思い、喝采したくなりましたよ\(~o~)/気持ちいいを超え風圧で弾け飛びそうでした(笑)。悲しげな金管の調べがなり、「いまこそ~♪」と祐トートの声が鳴り響いたときは、もう目の前が見えなくなるほど涙があふれてきてしまって。頑張ったシシィを最後に受け止める祐トートの腕には、きっと客席のわたしたちの身もイメージの中ではすっぽりと入っていたことでしょう(笑)。8月に始まり、毎回眠れなくなるほど翌日が楽しみで、何回観ても全然飽きるどころか、またその新しい魅力に虜になり・・、いつの間にか秋になり、わたしたちも一緒にすごーく頑張って応援したんだな、となんだか暖かい愛と終わってしまう悲しさとか、ほんとに卒業式の生徒のようにいっぺんにいろんな思いが押し寄せて、自分がどこかにいっちゃたような一日だった。そしてそんなしんみりした思いを一気に吹き飛ばしてくれる明るい音楽でカテコが始まり。「この素晴らしいエリザベートをありがとう!」の気持ちで大きな拍手を送りました。そして音楽の流れが変わり、祐一郎さんが歩いてきます。手を挙げたままくるくると可愛く回っちゃった祐一郎さん!なんと綺麗な笑顔でしょう!御挨拶の様子はすでに昨夜の時点で公式から映像がUPされていますね。(YouTube映像はこちら)瀬奈さんが本日千秋楽を迎える人がいます。と言ったあと村井さんが茶目っ気だして一歩前に出てしまい爆笑。挨拶は実は大きくカットされていて、祐一郎さんたら、ありがとうありがとう!繰り返した後、xxカード会員の皆様、○○カード会員の皆様、etc.、「それ以外の会員」の皆様(ここで爆笑)に対して感謝を述べたりして・・・もう笑いの渦でした。多くはそれ以外の部分で「ろっくりばー」の文字を勝手に頭に思い浮かべていたでしょうね。で、そのあと全員でのカテコのあとの2人カテコがあまりにも衝撃で、実は本編の記憶がはるか宇宙の彼方にとんでいってしまいそうだったのです。公式の映像にもすこし映っているし、既にレポがたくさん。何が起こったかはみなさま既にご存知とは思いますが・・。1回目は普通の2人カテコ。2回目は上手→下手と移動しての挨拶(お手振り)とこの辺は18日の前楽とまあ同じ流れでしたので、普通に構えておりましたら・・・な、なんと祐一郎さんたら、上手の階段をどんどん降りて客席に近づき、上手最前列の人と握手しちゃっている!!きゃー!!というどよめきもつかのま、今度上がったあと、ずんずんずん!と下手の階段に嬉しそうに向かって来る!?実は・・・わたしは幸運な祐友さまのおかげで千秋楽としては座ったことない素敵な前方のお席(下手サブセン)で観劇することが出来、公演を観られただけでそれこそ心臓が口から飛び出しそうな瞬間がたくさんあって幸せで死にそう・・と思っていたのですが、まさか祐一郎さんがこちらの方向にずんずんと降りてくるなんて、しかも!私達のちょうど斜め前方向に立っていらした、最前列コーナーの女性をぎゅ~っとハグしちゃったではありませんか!?何が起こった?と把握するのに数秒かかる衝撃でした!黄色い?悲鳴が湧き上がり大変でした。女性は喜ぶというより、ただビックリしてた。で、女性をハグしているとき、祐一郎さんのお顔はまさに私のちょうど斜め前にある状態で、しかもあの明るい照明のもとで、メイクばっちりのトート姿の祐一郎さん(もちろんそんなものは生まれて初めて観た)の顔がすぐそこに!!(きゃー!!)いやあ!言葉に表せないインパクトでした~。舞台照明の下では目立たないが、ベース厚い!目が凄い(笑)!アイライン太い、濃い!そして顔も髪も体もインパクト絶大!背なんて2メール越してる?インパクトが強すぎて思い出してはドキドキ昨夜3時過ぎまで寝付けませんでした。ほんとに最後に心臓に悪いことをしてくれちゃう悪戯心を忘れない、可愛い祐トート様でした ^_^;) 終わったあと祐友さんたちと「今度会うときはもう閣下じゃなくって猊下になっちゃっているんだよね?寂しい」と語りましたが、どこかしんみりした気持ちを吹き飛ばしてくれた祐一郎さんの優しさ(?)に感謝・・かな?(笑)。また祐一郎さんトート閣下として帝劇に立ってくださるよね?呼んでくれれば来てあげるって歌っているんだから、来てくださいね!「かならず!」って歌ってくださいね。待ってます!わたしたち皆で、心から・・。だから祐トートにさよならは言いません!