5月30日(月)『三銃士』製作発表会 @帝劇
すこし強風の影響も出ていたようでしたが、幸い私の使う電車は影響を受けることもなく、無事に有楽町に着き、12:00からはじまる「三銃士製作発表会」に無事参加することができました。昼間参加して、帰宅したら、もう今日のライブ映像の録画版がカットなしにUPされていましたので、2度も見ることができて、なんだか不思議な気分でした。時間的には正味40分くらいなので、あれよあれよという間に終わってしまった~という感想でした。録画(USTREAM)はこちら。しっかり個人のアップも撮れているので、かえって席によっては遠くから来て劇場で観るよりそれぞれの表情や発言ははっきりとわかる生中継のほうが細部が伝わりやすいかもしれない、というこれも不思議なことですね~。4000人を越える応募があったということなので、1000人というのも思っていたより厳しい確率だったのですね。それに当選しただけでも、ありがたや、なのに、さらに本日はラッキーなことに、友人共々なんと最前列を引き当てました!!しかも前に報道陣も来なくて、直に見ることができてよかった~!といっても、祐一郎さんが座った下手側ではないですが、橋本さん、石井さん、岸さんが目の前でキラキラとテンション高くお話される姿をよく観察することができました。見ているだけで気持ちが明るくなるような三銃士+ダルタニャンの井上さん、という空気は、録画映像をご覧になるだけで、よく伝わると思います祐一郎さんは、最初、冬眠のクマさんがむりやり起こされて明るみに久々に出されたように、なんだか眠そう、まぶしそう・・な感じで、テンションがまだまだ低く見えましたね。で、話の流れからも、愉しくお稽古場で戯れてどんどん盛り上がっていく仲良し3人組の従士+ダルタニャン=4人組、のテンションの高さを受けてか、山口さんご自身は「それとは接点がなく、稽古場でもみんなと戯れることもできずに寂しさをこらえつつ、それでも自分の宿命ともいえる!敵役リシュリュー枢機卿役に孤高に取り組む可愛そうな山口君(笑)」の役割をうまく演じつつ、なんとなく寂しげにふるまい・・・乗ってくると、殺陣シーンで剣先が吹っ飛ぶ話を大きく、面白く膨らませて、お客様たちをうまーくまた味方につけて、会場を山口ワールドに巻き込み、笑いの渦を巻き起こし和ませる・・・というパターンにもっていきましたねv(^.^)v。井上くんの言葉で椅子の上で斜めにのけぞってしまった山口さん。ちゃんとカメラも写してくれててGJですね!ちゃんとバランスとりつつのけぞる、体が思ったより柔らかそうです(笑)。それでも、録画に映っていない部分、他の人が発言したり、受けて笑いを巻き起こしたりしているときにも、山口さんは、終始抑え目な表情でモジモジ君化しており、なんとなく目のやり場に困っているっぽくしているわりには(?)御隣の瀬奈さんのスカートから出ているおみ足あたりをちらちら見ているようにもみえなくはない(?)ちょこっと誤解をうけそうな目の動き?もあったり、しょぼんとした感じで、「まだレミの名残ののこる盆やバリケードの載っている舞台に来たから、レミを思い出して寂しいのかしら?めちゃくちゃテンション低いのかしら?まだ枢機卿に変身どころじゃない心境なのかしら?と、・・・本気で「寂しいのではないか?大丈夫かな?」ところっと騙されやすい私は、ちょっと心配になったりしたものでした。でーも!よく考えると、カリオストロのときもそうでしたし、彼の役柄はいつもどこか人間離れ、浮世離れをしていたり、他の人たちからどこか距離感のある孤高の役が多かったわけで、そんなことで今更山口さんが、寂しいよ~ぴーぴー、と泣き言を言ったりするわけはないですもんね。また私が、いたずら上手(?)の彼にひっかかりそうになっただけなのかもしれませんね(笑)。帰ってから録画で山口さんの表情を観たら、別にいつもの山口さんであり、なーんだ、心配しすぎか・・とそんな自分を笑ってしまいました。斜めから見たほうが寂しげだったのですよ~(なーんて)私はフツウの人間なので、あの三銃士+ダルタニャンを見ていたら、どこか「いいな~いいな~愉しそうで・・・」と単純に羨ましく感じてしまうところですが、リシュリュー様の役だって、かのウーヴェ様が演じた素晴らしい役のはず。そんな役を演じられるというのは、よく考えたら、喜び以外なにもないはず・・ですよね?あの場の空気をうまーく使って、あんな演出までしてしまう山口さんにまた1本とられた、というところでしょうか。山口さんのことだから、いまはあんなふうに、まだまだやる気なさそうにみせておいて(笑)、いざ幕が開いてみたら、「おおおお!!そーんな感じで来たか~!?またやられた~(笑)悩殺!」というすごいギラギラする悪の魅力にすっかりやられてしまうのでしょうね。そしてリシュリューという役を今はまだ心からは愛してないかもしれないけれど、山口さん自身もそして見ている私たちもいつのまにか、すっかり虜になる癖のあるキャラクターに育っていくのでしょうね。あのクロロック伯爵がそうであったように。お稽古ばでも、なんだかんだと皆で和気藹々と愉しく進むことでしょうね。なんといったって、右腕になる、吉野さん(ロシュフォール)がいらっしゃることですし!ほんと、今日も吉野さんに御隣に座って欲しかったわ!ともかく!彼にしか出せないこの世のものではないかもしれない不思議さを湛えた新しい「なにか」それが出現するのを見るのが楽しみな夏です。そんなリシュリューをそして、自分を想像すると、怖くもあり、ちょびっと悔しくもあり(うそうそ)そして、とーっても楽しみでもあります!!だって、三銃士もダルタニャンも今日見た感じで、だいたい雰囲気や歌も想像つきましたもの。それをさせてくれない山口さんは(たとえ、ちょっぴり人よりスロースターターだった、といのが原因の1つだとしても・・(^^))、やっぱり天然の「焦らし上手」「驚かし上手」だと思うのです。今日はときおり「微妙」な空気になりそうなときにも、橋本さんのツッコミやフォローが気がきいていて、ほっとしました。さっと頭のよさをみせる、という突っ込みとは違い、一息おいてからの「大人の」突っ込みやフォローができるさとしさん、やっぱり貴方はいざというとき、頼りになります(笑)。アニキ分としてすっかり受け答えも頼もしいものになってました。歌について。最初の井上くんの歌はマイク音量が大き過ぎて、耳が痛くなりそうなくらい声が響いてました。あんなに上げなくても十分響きそうですよ。本人がのりのりだとこちらも明るくなりますね。センターだけでなく、下手、上手と動きまわってサービスして、あっぱれでした。三銃士の歌もそうですが、なんとか戦闘隊!というようなアニメの歌みたいなノリに聴こえて、すこし可笑しかったです。(岸さんはおなじみ?)実際あちらのCDを聴いても、そんな感じはありますので、きっとそうしたノリの作品という側面もあるのでしょう(笑)。それにしても!!今日の製作発表はちょっと時期が早かったのかな?と思います。製作発表会というより、チラシの表に大きく映ってるメインキャストのちょっとした御挨拶会+ちょっとした歌の披露で終わってしまったかな、という感じは、物足りなさもありました。ダンス・オブ・ヴァンパイアのときみたいに、ちゃんと山田さんもいらして、スクリーンには衣装つけた面白映像なども映しながら、丁寧にストーリーを説明したり、せめて、チラシの表に写真がある吉野さん、シルビアさん、和音さん、伊藤さん、今さん、坂元さんはきちんと呼んで、役側の紹介や見所などを丁寧に説明し、アンサンブルさんたちもスケジュール的に可能な限り呼んで、合唱つきで、1-2曲は披露して欲しかったですね。昨日の曲目の予測、結構当たってましたが、瀬奈さんの歌はなかったです。今までの製作発表で、女性の歌がゼロだった、ということがあったかなあ?山田さんのブログを読ませていただくと、まだ歌稽古も進んでいる真っ最中のようなので、せめてレミの終わる6月12日以降にあらためて開催くださったらよかったなあと、それだったら、みなさんのスケジュールもそろい、もっとゴージャスに「三銃士」のいい宣伝ができたのに、とすこし残念に思います。せっかく「日本初演」オリジナルキャスト、と銘打っていこうと意気込みがあるのですから、凄そうだよ!みんなで観に行こうよ、きっとソンはないよ、と噂で伝わるような製作発表イベントにしないとあんまり意味がないかな、と思います。というわけで、第2弾をやってくれない・・・かな?(笑)もっといろいろな側面からぜひぜひ紹介して欲しいです!