2011年12月の記事一覧 | You&You Cafe 泣いても一生、笑っても一生！

さよなら～２０１１年♪

思い通り、行かないこともあります。気持ちが通じなくて、泣きたい思いになることがあります。歯車が狂って、すべてが無駄になったように見えることもあります。どうしたらいいのか分からなくて、目の前が真っ暗闇に見えることもあります。別れが辛くて、前に進めないこともあります。それでも、今年はきっと、みんなどこかで、今まで知らなかった自分、そして周りの人のある側面を伺い知ることができたり、あるいは、思っても見なかった優しさに触れたり、考えてもみなかった出会いがあったり、哀しいことだけでなく、いいことも沢山発見できた年・・・・今年はそんな１年だったのではないでしょうか。また、逆にもやもやっとしていた落ち着かないものがあったのに、あることをきっかけにすっきりさせることができた、自分のなかで、何かを推し進め無意識に整理が進む・・・そういうことも多々あった１年ではないでしょうか。『ダンス・オブ・ヴァンパイア』の締めくくりにあるキャストがおっしゃっていた言葉、「闇を吹き飛ばす力」それは、舞台作品だけではなくて、私たち、人間ひとりひとりに実はもともと備わっているんじゃないかな、って思います。わたしたちは思い込み、偏見、辛い経験等によって、あるもののほんの一部しか、実際は見えていないのです。そして、あることが起きて初めて、見えなかった側面が見えてくる、そういうこともあるんだなあ、と思ったりします。もっている力、可能性に気づかないだけで、みんな素晴らしいパワーを秘めた人間なのです。出会いや別れに関しては点線が実線になるか、あるいは切れ目が入って裂けてしまうか、もしかしたら・・・潜在意識だけが知っているのかもしれません。あることをきっかけに、今まで連絡を取っていなかった人に会ってみた、思わぬ収穫があったり、喜びがあったりしませんでしたか？また、ずっと行きたいと思っていたところに、思い切って行くことができた、そういうことはなかったでしょうか？ちょっとした勇気で、眠っていた種が地中でそっと目覚めるように、何かが変わります。来年は、もっともっと今まで、気づかなかった素晴らしいことに気づける１年、素晴らしい思わぬ出会いに恵まれた１年にになりますように・・・・・。それでは、素晴らしい出会いや優しさを運んでくださった皆さんひとりひとりに、愛と感謝を込めて・・・・。また２０１２年に元気にお会いしましょう！！

祐一郎さんがＮＨＫラジオドラマに出演！

ＮＨＫで毎週土曜日夜にやっているFMシアター、オーディオドラマ（ラジオドラマ）に山口祐一郎さんが、声の出演をされるようです。祐一郎さんが出演される日は・・・。★２月４日（土）２２：００～２２：５０仮題『Let it Pon ～それでええんよ』（松山局制作）作：木皿泉　演出：小野見知、技術：高橋光市、音響効果：鈴木希弥出演：柊瑠美、白石加代子、山口祐一郎、ほか。あらすじを読むと、人間の形をしたタヌキ、若い研修医、そしておばあさんが登場するようですので、もしかしたら、祐一郎さんの役は・・・タ・ヌ・キ？？詳細は、ＮＨＫのこちらのページです。なんだか２月になるのが楽しみになってきました！！

城田優ーＵ－１ｓｔ　Live @赤坂ＢＬＩＴＺ　Dec 25, 26

城田優さんのアーチスト「Ｕ」としての１ｓｔＬｉｖｅ～１２月２５日夜（クリスマスライブ）と本日（バースデーライブ、26歳！）昼の部（２：００～）に行って来ました。赤坂ＢＬＩＺという大型ライブハウス系の会場（ＡＣＴのとなり）です。タキシード仮面やテニミュー（舞台）のころは知らず、２００７年「スイーニートッド」では嵌らず。その後の「いけパラ」などのドラマでもあまり注目してなくて、彫が深すぎて近づきにくい印象、気取ったような印象もあり（いまとなっては誤解でしたが）、あんまり好みとは思ってなかった。それが２０１０年「エリザベート」トート役が思いのほか良くて、一気に興味が湧き、イベントなどには参加することはなかったけれど、テレビドラマ「失恋保険」などでも存在感、魅力はＵＰし、声の透明感、性格のきどらなさ、おおらかさが分かってくるにつれて、ますます惹かれ・・すっかり今は注目している俳優＆アーチストです。客席は帝劇よりは平均年齢当然わかいですが、２０代～５０代くらいまでいた。子連れもいた。彼はスペインｘ日本のハーフ。今日はスペイン人のママや妹かな、が２階席に来てた。ママ、背は小さいけどブロンドなのでかなり目立つ。開演前も会場前にいたけど、お鼻が城田くんと同じ形だった、ＤＮＡってすごい（笑）。ライブの内容はだいたい同じ流れでしたが、すごく一貫したメッセージ性高い心と心をつなぐ暖かいライブでした。ボイスパーカッションのdaichiクン（ヒューマンビートボックス）が連日参加してくれました。始まるとすぐ全員スタンディングになって、キャーと歓声があがり、ペンライト振る人が多く、普通のポップ歌手系の雰囲気になって、ちょっと驚いた。でも、空気見て、自分も座って弾き語りするあたりから、着席してね。と座らせてくれた（＾＾）。本日はクリスマスは過ぎたけど、サービスで昨日と同じクリスマスソング２曲歌ってくれました。１つは山下達郎の「クリスマス・イブ」そして、ジョン・レノン＆オノヨーコの「Happy Xmas (War is over)」こちらは、一部英語の歌詞部分をみんなで歌いました。城田くんはとても多才な人で、日本語のほかにも英語・スペイン語の曲も歌い、またＭＣもユーモアたっぷりにこなして、ときどき噛んだりすると「わたしは外人ですから～、日本語ムズカシイ」とかボケたりして、すごくお喋べり好き！もう終始、笑いの渦でした～（＾＾）。２５－２６歳とは思えない大人なところと、茶目っこたっぷりな可愛いところがＭＩＸされてて、そしてビジュアルに似合わない、気取らなさがあふれてて、愉しかった～！本人も東京初日ライブは（大阪が先にあったけど）こうみて、すごーく緊張してるんですよっ！と言って、６００人と１人、僕だけじゃ熱くするのは無理だから、みんなの力を貸して！どんどん盛り上げてパワーを送って、とみんなにお願いしてた。そして、ヒューヒュー言わせたり、ペンライトを振らせたり、レクチャーしながら盛り上げてく、そういう若いアーティストの初めての試みのドキドキする部分に参加できて、嬉しかった。声が小さかったり、この曲知ってる人？に対して挙手が少なかったり、大きな声を渇！入れたりするところ、ちょっともうひとりの「ゆーさん」のイベント進行に似てて、可笑しかった。似てるといえば、こっちのゆーくんも、手振りが大きくて、「２人」という歌詞にあわせて、指がＶサインになってたり・・・伯爵さまの「あと２人の獲物が待ってる～♪のっだーーー！」のシーンの指を思い出して可笑しかった。あと衣装が微妙にセンスが・・あれ・・で^_^;)、そこもちょっと別のゆーさんを思い出したりして・・。上着の丈とかが中途半端でもったいないの（笑）。あと、昨日は歌い終わって髪が寝癖みたいに跳ねちゃって、客から「髪がへーん！」と声があがり、なかなか治らず、「うるさいっ！、もう、いいじゃないか～！」と切れたまねしたり・・（笑）。ちょっとへんな？大阪弁も入ってたり（笑）。昔１０代のころ作曲した「夏の終わり」という失恋ソングや、失恋保険のテーマソングやその他たくさん歌ってくれて、いろんな声、いろんな側面が観れてよかった。サッカーのあるスペインチームの名誉ファン？とかに選ばれたとかで、タオル振りながらの踊り？振り付け指導は城田くんご本人がして、とおして一曲応援歌♪Campeones,昨日、今日とダンサーたちはロミジュリにも出てた方たち。アンコール（長い！）では、震災のことから、自分の抱負、みんなで分かち合い、優しさを拡げていくことの大切さ、自分になにができるか考えてみたこと・・そして、自分も暗いとき、落ち込むときはあったけれど、夢をあきらめなければ、こうして叶う日は来る、そのことを忘れないで、困難にぶつかっている人も絶対に諦めないで！などなど、すごくしんみりと話してくれて、飾らなさ、思いやりのことば、まっすぐな気持ちな綺麗な瞳に浮かんでいて、涙でました。来年トートやらないのは残念と思ってたけど、昨日今日と観て聴いて、ああ、こんなにスケールの大きい人で、才能も豊かでビジョン方向性がはっきりあって、セルフプロデュースが好きで向いてる人には、ああいう東宝の長いスケジュールに縛られた仕事は可愛そうかも・・・・と正直思って、彼の選択にすごく納得しました。さて・・昨日はクリスマスということで、カテコはサンタの格好をして登場して、抽選が行なわれて、３名の方にi-pod (城田くんの歌や写真入りだって！）がプレゼントされた。昨日はわたしは、高くなった１回後方席だったので、オペラグラスなども使ってみた。友人はもっと、前で、近隣さんが当選したみたいだった！惜しかったね。そして・・・本日のバースデーライブは抽選はなかったけれど・・・すごーいサプライズがあった！！ロミジュリやったので歌「世界の王」を昨日も歌ってくれたけど、ゲストはなかったから、期待してなかったのに、じゃーん、本日はスペシャルなロミジュリ関係のゲストが！！と説明があり、「ベンヴォーリオくんが来てます！」なんと浦井健治さんが、普段着（シャツ＋カジュアルジャケットにジーンズ）で、頭はアルフレートのまんま、のお姿で下手からジャーンと登場。もう客席は黄色い悲鳴、歓声がさらに倍！しばらく止まず。実は今日は友人の運のおかげで前から３列目というすごい近いお席。（しかもオケピなどないから、もう手を伸ばせばステージってかんじ）こんな麗しい青年たちが２人もすぐ目の前にいて、きらきらきら・・。もうわたしたちは喜びやら興奮やらで、何が何だかわからん状態に！（笑）。大きなケーキが運ばれてきて、２と６のろうそくが立ってて、客席みんなでハッピバースデー to 優！と歌い、本人超照れてて、ほっぺが真っ赤で可愛い！城田くん「全世界への愛をこめて」といいつつ、ふーっと吹き消す！！浦井くんも一緒すっごい綺麗な笑顔で声をかけてました。そのあと、浦井くん＆城田くん（＋ロミジュリダーサー）の夢のようないっときの共演（饗宴？）で、あのロミジュリの「世界の王」を踊りつきで歌ってくれて、（浦井くんは一部、マキューシオ部分まで歌ってた）もうダンス・オブ・ヴァンパイアが終わったのに、こんな至福のときがあっていいのか、という感じでした～。そしてなつかしかったなあ・・ロミジュリのあの曲！浦井くん、客席が盛り上がっているのをみて、すごいね！！ときらきら嬉しそうに、客席をたくさん見つめてました。記念に城田君浦井くん、ダンサーズ＋客席も入る感じで、舞台奥に向けてみんなポーズし、奥から客席込みの集合写真撮ってくれましたよ～。ＵＰされることはないかもしれないけど、嬉しい！いや～、ダンス・オブ・ヴァンパイア終わったのに、なんだかもうなつかしくって、ウルウルしてしまいました、思わず。城田くん「ヴァンパイア大阪に観に行く人は？」と客席に聞いてあげてましたよ～！！やさしいね。城田くんも、なんだかおおきいゆーさんの実の息子か？というくらい（笑）、目線の配り方が似てて、ひとり１０回は目が合ったと思わせるくらい、全部の方向にしっかり目配りしてた、凄い人・・・このひとも（笑）。わたしも歌のなかで「あなたに～」と言いながら指差しするときに、しっかり目をみて指差されてしまい（そこらへん一体かもね・・・ハハ（笑））、心臓にバキュンと音を立てて穴が・・（笑）。もう「ゆー」という名のひとって、捕獲上手なのかしら？と思える（笑）。流し目も上手でしたよ。全員を勘違いさせて帰る天才？・・・（笑）。浦井くんが出てきたことで、全部吹き飛んでしまうような本日のライブでした。３月にはライブツアーもあるので、楽しみです。ちなみに、友人談によると、本日夜の部には、フランク莉奈ちゃんがゲストで来て、ふたりで「エメ」を歌って、すごーい感動だったそうです。（また大阪ライブでは、昆夏美ちゃんがゲスト）そちらも観たかったなあ・・・・（欲張り（笑））城田くんは間近で観ても、色白で肌が透き通るように綺麗で、あまり汗かかないけど、持ち歌「刹那」に続いてスペイン語で女ことばで恋人が去った悲しみを歌ったとき（La Flor Abandonada 置き去りにされた花）には、じわじわ汗がでてきてました。この曲は切なくてじーんと来た。凄く入り込んでいる表情に魅入られました。（ダンサーさんたち、白い服は似合ってなかったけど・・(-_-;)）右の頬に１つ「にきび予備軍」ができてて、普段あまりかかない汗かいたからかな？と微笑ましかった。あしたあたり、あのポチとした部分は、にきびになる予感がします（＾＾）。普段グッズにはあまり興味ないのに、やっぱりライブで前方ということで、今日は、ふりふりようタオルと赤のペンライト（名前いり）そして卓上カレンダーを買ってしまいました。

終わってしまいました(ToT)

愉しかったお城ゆきも本日にて終了。まだ虚脱状態です(-_-;)。とうとう『ダンス・オブ・ヴァンパイア』東京千秋楽が来てしまいました。ロビーはそれはそれは熱く、いつもの倍くらいの人、人・人！！って感じの混みようで、人を探そうとしても、まず会えないような状態・・・。ああ、今日は千秋楽なんだあとしみじみ。そして、開演前の水を打ったような静寂・・・これもリピータばかりの千秋楽の特徴ですね。普段初見の方多い日なら笑いが起きるようなシーン、教授が殴られた後頭部の絆創膏を見せるシーンとか、シャガールの血をみて「なんじゃあこりゃ～！！」とか。この辺はシーンと笑いがでなくって、ああ、リピータ率９０％？と思いました（笑）。わたしがアイデアを、と言われたら、千秋楽だけ、教授の後頭部に「祝！千秋楽」と赤字で書いちゃうかも（笑）。そして舞台本公演のほうも、１幕から、知念サラやオカミサンや、そして祐一郎さんも「あ、やっぱり千秋楽って、すごい。ベテランでも緊張するんだな」と思える瞬間があって、ちょっとドキっとしたりした。たいしたことではないし、気づかない人も多かったかもしれませんが・・・^_^;)。教授と浦井アルフのやりとりも、最後には、肋骨！６番目と７番目の間１、２、３！と、気合の入ったまとめ回答になったり、教授が「では、この宿屋の看板娘の名前は？」に「レベッカ」（浦井）→教授「それは、おかみさんのなまえだろう！」（会場大笑）となったり。マグダは女中という役ですが、禅さんの言葉聞いて「女中（看板娘）」と書いてあげたほうがいいような気もしました（＾＾）。浦井アルフ＆知念サラの風呂場のシーンでスポンジがころんと宿屋の下に落ちてしまったときは、浦井さんがすごい見せポーズで胸を張ってから（ダイブするみたいに）ポーンと飛び降りて、拾い上げ、拍手沸いてました。「スポンジ最高！」もこういうとき、気持ちこもってて、面白い。やっぱり楽って素敵♪（笑）お城に向かって一周する教授とアルフも今日は連なるように、とってもゆっくり客席サービスしてましたね、ここでもジーンときてしまった。祐一郎さんの伯爵。これぞ千秋楽！集大成というもうそれはそれは、絶品！今日は上手の端だったので、伯爵登場は遠かったけれど、逆に舞台に乗ってからの横顔がとても綺麗に見えた。祐一郎さんは横顔が素敵。第一声から、ほんとにこの上ない透明感と艶を帯びたベルヴェットヴォイスで、うっとりすると同時に、曲が後半にちかづくと、ああ、もうこの青紫の光の中で静寂をともにして、影の世界を歌う彼を観られるのも、今日で終わりなんだ、とじわっときてしまって。今日は客席に止まったあと、手を伸ばしていた時間はわりとささっとしていたような・・・。風呂場侵入の場面も、ほーんとにノリノリ全開で、声が跳ねてる、跳ねてる。上手サイドからは、伯爵さまの表情がよぉく見えてラッキー！ほんとに凄い一生懸命サラに歌いかけているのね。感動！（笑）。そして、マント裁きも綺麗に決まりました。愛サラは、最初は小鳥のようにブルブル震えてこうもりな伯爵に怯えるけど、最後は夢心地、その落差が大きいけど、知念サラは、そんなに最初は怯えてないような・・・。１幕ラストの伯爵、ここ、声の張り方のなかに、めずらしく緊張を感じてちょっとドキドキしました。アルフレートはうっとりと掌中におさめつつある感があり、伯爵さまもぐいぐい引き込むように誘惑していくので、みていてスリルがあります。やはり、上手サイドからは、伯爵のその表情がいままでで一番よく堪能できたかも。ラスト「その手で～～」のロングトーンは、アルフにだけでなく、劇場いっぱいに響く、メッセージのように、それはそれは余韻深く響きわたりました。クコール劇場はやはり恒例のさよならシリーズだけど、今年はトナカイさんに扮して雪かきクコちゃんです（＾＾）。鈴の音からジングルベル♪の音楽が。クコちゃんの「メリークリスマス！」が一転変わって、「蛍の光」が流れる。もうここでわたしは涙・・・・クコちゃんが掲げたプラカードには「クコール劇場全３６話完」。拍手を浴びるクコールが後ろを向いている間、クリスマスプレゼントをちょんと置いて去る人が。クコ拾いながらびっくりしてましたね。最後裏がえしたプラカードには「良いお年を！」。ほんと泣ける演出でした。そして本日はやはり墓場のあの歌、「抑えがたい欲望」が、もう素晴らしすぎました。わたしの心のなかに記念碑が建った感じです。伯爵さまに、祐一郎さんというひとりの人間がぎりぎりまで可能な限り深く深く、魂を丁寧に入れ、どこを切っても伯爵さま、という感動で、ほんとに聞いていて、そして、森山さんとの美しいコラボレーションを目にして、心に染入り、そして、心が震えました。今こそここで、予言を・というところの、目に帯びた光、哀しさや空しさを乗り越えたところにある慈愛のようなやさしさ、それを１階をぐるりとそして、2階に視線を移してぐるりと・・・メッセージは伝わりましたね。「欲望こそが我らの支配者」のところの歌い方で、ああ、今日で終わるんだなということを強く感じて、反射的に涙がどんどん出てきてしまい、最後のロングトーンもそれはそれは、力強くきっぱりと潔い響きさえもあり、伯爵さま、祐一郎さんのけじめみたいな、気持ちも感じ取りました。伯爵さまの世界に浸りきっていた劇場内は、歌が終わると我にかえったように割れんばかりの拍手の渦・・・伯爵さまがマントを翻して、去っていっても、拍手は止まりませんでした。ショーストップというのでしょうか。こみあげる感動が抑えきれず、愉しい舞踏会がきても、ちょっとうるっとした気持ちをひきずっていた私です。舞踏会の明るい伯爵さま・・・・これがさっきと同じ人でしょうか？小刻みにずらすようにステップを踏むようにじりじり移動する伯爵さまのピカっとした靴の動き（Ｍｙつぼ）・・・いや、もちろん顔も衣装も歌も・・・すべてですが・・（笑）、よぉく観察しました（＾＾）。この上から登場して、下々のものを支配する図・・・・なんか観ていて血がたぎる、というかエキサイトしてしまうものがありますね（笑）。それなのに、牙つけ、牙はずしが妙に可愛い伯爵さま、サラに向かうちょっと恥ずかしそうな、けだるそうなあの表情。ぜんぶ脳裏に焼き付けましたよ。カーテンコールの様子は、公式にもうＵＰされていますね。さすがお仕事早いです！千秋楽フィナーレはいつもの白い紙ふぶきのほかに、サイドにおにいちゃんが移動してきた大砲のような筒から、きらきらと金色の紙ふぶきも加わって、ここはどこ？というような幻想的な光景でした。初演の千秋楽を思い出して胸がいっぱいに。みんなのあのブレスも色とりどり。カテコの最後は記念撮影みたいにぴしーっと皆さま、ひな壇みたく並んでいたけれど、あの写真、観た人にもくれると嬉しいなあ、と思います！たくさんの目に見えない贈り物をいただけたこのダンス・オブ・ヴァンパイア、教授は公演中に（ヘルベルトへの言葉としてですが）「To Be Continuedだっ！」と宣言していたし、これは、また再演があるんだわ！と勝手に解釈しました（大阪のことかもしれないけど）。禅さんの御挨拶すごくいいことおっしゃっていました。わたしも光と闇のこと、よく考えます。祐一郎さんもめずらしく？牙語でもなく、おじいちゃんは幸せ！で済ますのでもなく、正統派のおとなな（笑）御挨拶で、なんだかじーんと来てしまいました。祐一郎さんは、すごく思うところがあったのか、拍手もせず、すこし見上げるようにして、神妙にしていて、今日はいつもと全然違うことにドキドキしました。用意してきたという浦井さんの御挨拶も可愛かったです。ほんとに素敵な宝箱のようなこの作品、今の日本には毎年は無理としても、1年おきくらいに上演してくれてもいいな、と思います！キャスト・スタッフのみなさん、ほんとにお疲れ様です。そして大阪もがんばってくださいね。そして、行かれた方はレポをくださると嬉しいです。また公演中、優しく声をかけてくださったり、親切にしてくださったり、いろいろと御付き合いくださった皆様、ほんとにありがとうございました。人の優しさやぬくもりが身にしみた「祐意義な（笑）」一ヶ月でもありました。最後は大きい看板もべりべりと剥がされ、装置も解体されていき・・・（隙間からちょっとみえました）。お城がもうなくなるんだな、と寂しさで胸がきゅっとなりそうでした。

『ダンス・オブ・ヴァンパイア』１２月１６日（金）トークショー付き♪

今日はマチネ一公演＋トークショーつきでした。お酒もすこし入っているので、支離滅裂かも、すみません！なんだかダンス・オブ・ヴァンパイアの魔力で、最近３～４日くらいで禁断症状が出るみたい。こわいわ～（笑）。きょうも我慢しようかともおもったけど、休みなので一応当日券に並んだら１０時に１０－１５人くらい並んでいて、たぶん全員買えたみたい。わたしは、上手側補助席をＧＥＴ！前のＲ列（Ｓ席）が３５００円も高いと思うと、深い背もたれがなく席の前が狭くても、やっぱりお得感あります。ちょっと高くなっているから、舞台全体も観やすいし、照明も綺麗だった。それに何を置いても、浦井くん、愛ちゃん、教授、シャガール、そして伯爵さまも「神は死んだ」の帰りにお通りになるし、マントきたヴァンパイアも歌ながら通ったり、脅されたりするし、刺激的でいい席ですね！補助席って。今日は１幕から、宿屋の風呂場のシーンで、スポンジが勢いでころんと宿屋の外に落ちてしまったんです。一瞬どうしよ！て空気が流れたけど浦井アルフ、すばやくポンと飛び降りて、スポンジを拾って元に戻って、歌の尺に間に合うように、息をぜいぜいしながら、歌いつなげて、見事！いつもとはニュアンス違った「スポンジ最高！」でした。ＧＯＯＤ　ＪＯＢ！！かなりドキドキ、慌てたと思うけど、こういうときって、その人の本来の力が見られるから、ハプニング万歳といったら悪いけど、やっぱりある意味ラッキーだったかも（笑）。トラブル処理をクールに成し遂げる男の人を観るとぐっときます。なんだか浦井くん、素敵だったわ。そして可愛かった！！！そのあとスポンジ、という言葉が出てくるたびに、自分で突っ込みをいれてる風な演技も可愛かったな～。こういうちょっとしたハプニングで、パンパンに膨れた風船にちょっと穴をあけるみたいに、風とおしがよくなるっていうか、周りのキャストもどこかリラックスできるみたい。禅さんはじめ、シャガールとかみんな、アドリブが伸び伸びしていたね。とってもたのしい公演でした。馬場ヘルちゃんは、いつもはスリップをピラピラとチラ見せするシーン、今日は、一回だけ、ピラっと瞬間披露！！（笑）。それも笑えました。教授に指十字架で迫られて退却するシーンは、前回と似てたかな。でも、いろいろなポーズをとってもがき苦しむところは、アブナイくらいみえててエスカレートしていて、このまんまいくと楽はどうなっちゃう？とちょっと心配？（いやいや、たのしみ）前方と比べると、補助席は、ほどよく距離があるので、心身があの世にもっていかれたような感じはなく、適度にリラックスして、冷静に？楽しめました。神は死んだの帰りに、ある席の人をのぞきこむように見つめてから、通路とおって退場するまを、いままでにないほど、じーっくり観察できたし。伯爵さまが近づいたときは、逆光で、お顔は見えなかったけど、側をとおる空気だけで、ごちそうさまでした！（笑）お城での伯爵さま。ハハハハの笑い声を返すのは教授だけ。いっくんアルフは教授に続けてハハハハとやるから、伯爵の顔がすごーく歪んで笑えるけど、今日は浦井アルフなので、伯爵はそんなに変顔じゃなかった。お城をめざす教授と浦井アルフが、わしゃわしゃと喋っているのも聴こえて愉しかった。浦井くんは「さむいよ、こわいよ」とシャーシャー連発して泣きべそになっているのに対して、教授は「わたしは盲導犬かっ！？」と言ってるのが聴こえました。最後退場するときは、Ｓ列下手あたりまで、禅さんはタッチしていってるのね。今日もダンスシーンやカテコでは、森山さんに釘付けになってしまいました。抑えがたい欲望でも、あるフレーズ結構長い間伯爵さまは森山さんのほうを見ているように見えましｔ。最後も「ほら、私と一緒に帰るのだよ」とように森山に語るようにマントを翻すのが素敵です。トークショーは駒田さん（クコール姿、歯無し）司会。参加キャスト：浦井さん、高橋さん、石川さん、馬場さん。トークショーでは、浦井くんがアルフがなんと喋りながら通路を回っているかをユーモラスに再現してくれたのが、とっても愉しかった～。ノリがあんなにいい子だったなんて。ほんと、可愛いですね。クコちゃんが司会をしてくれるとやっぱり愉しいね。クコールという自分の役柄にも誇りを持っているらしい言葉、なんだかほろっと来ました。クコ劇場は普通の私服来たお兄さんが、「クコール劇場、本日休演」と書いたプラカードもって、電気ミニ掃除機でぶおーんとお掃除はじめて、なんだ、残念の空気がもれ、トイレに席をたつ人もちらほら・・・しかし！わたしにはわかった！（笑）。掃除のお兄さんに化けてたけど、顔隠してるから、あ、たぶん駒田さんだな、と思ったら、やっぱりそうでしたね！（笑）。けっこう背丈もあるしガッチリだよね。クコの扮装だと小柄にみえるけど。馬場さんはやってみたい役＝アルフ、風呂場では一緒に「サラへ」を歌ってるんだよ～って、ワンフレーズ、とってもいいお声で「サラへ」を歌ってくれました。そして禅さんは、やっぱり真面目で神妙だよね。そっか、再演にあたって、そんなふうな役作りを求められていたのね！語りだすとたぶんずっと語っていそうだよね。演劇について。そういう真面目なのでＯＫなんですよっていうクコも、素敵だな。どんなコメディでも、創る方は真面目なんだよね。そうじゃなくちゃ、人を笑わすこと、感動させることは出来ないもんね。駒田さんはそのあたり、よぉーーく分かってると思う。禅さん、伯爵さまのクレーンに乗ってみたい、と言ってたけど、わたしは怖いから嫌ですっ！（笑）。それより私なら（笑）、伯爵さまのマントに包まれて「いけない！理性をもて」と歌ってもらうほうがいいな～v(^.^)v。妄想が過ぎました。すみません！（＾＾）。トークの愛ちゃんの天然ぶりはキュートだったけど、あと残りがすこし・・・と言って突然涙声になってしまったので、思わず、こっちも貰い泣きしちゃって、モードがぐっと変わってしまったわ。あの三銃士で、吉野さんの涙声の挨拶を聞いたときみたいに、急に現実に戻ったというか、夢が醒めてしまう時限爆弾を眼の前にしたみたいに。ほんとにダンス・オブ・ヴァンパイアはお伽話、アトラクション、夢の世界・・・冷めるのが怖い世界だもの。終わりが無いって信じたいんだよね、みんな。でも現実は終わりがかならずくる。涙ぐむ愛ちゃんをみて、「急に涙みて、びっくりした」という浦井くんの言葉をきいて、ああ、この子も男の子なんだな、と思った。いっしょにウルウルしちゃったりしないんだよね（笑）。馬場ヘルも、前任者のプレッシャーがあるって正直に言ってたけど、あれだけみんなを愉しませてくれてるって、凄いよね。センス、度胸、ユーモア、舞台向けの人なんだよね、きっと。歌は吉野さんより上手いかもしれない。声もいいし。人間ってプレッシャーがあってこそ成長していくものなのかもしれないね。馬場くんの言葉きいて、禅さんも「僕だって同じ」と言っていたし、きっと祐一郎さんがあの場にいたら、「いやあ、僕だって、鹿賀さんのあとのジーザスとか、バルジャンとか言葉にできないプレッシャーで、夜も眠れませんでした」と言ってたと思う！（＾＾）。ビッグになる人には、神様がでっかいプレッシャーをくれるんだよね、きっとこの人はこれをクリアするだろうって。なんか、自分で書いてて涙出てきた（笑）。きょうのネオンブレスは、濃いピンク（赤に近い？）やっぱり客電を消したときの美しさが、この季節に合ってるね。いいアイデアだな～。祐さんと禅さんがお互いにブレスをつけあっている姿が微笑ましい。この素敵な世界もあと八日で楽なんだね。大阪はいけないから。たくさん行けるのは恵まれていると思うけど、それでも欲望は膨れ、やっぱり終わりがくるのは、寂しいと思ってしまうのです(T_T)。今日は伯爵も遠かったので、オペラをたくさん使って表情をガンミしてしまいました。けっこうおでこに皺寄せて、表情大きいですよね。伯爵さま。移動するときに、両手をゆらゆら、クラゲみたいに揺らしながら歩くのが、祐一郎さんらしくて、面白いですっ！お城での影絵狼さんは、今季はないみたいですが（＾＾）。歌うときは両手は前にないと落ち着かないみたいだし、祐一郎さんがブラっと手を下ろしてるときって、殆どないね、って祐友さんと今日話しました（＾＾）。カテコは、追い出しのあとすぐにトークショーの準備に移ったので、４人カテコは省略。なので、祐一郎さんたちのブレス投げは無かったのですね。トークショー最後の抽選でヴァンパイアカチューシャが当たった方はラッキーだったけど、どうして浦井君の引く席番だけ、数回も空席（帰ってしまった人）だったのでしょう！？最後に引いた番号の人がまだいて、手を振ったとき、浦井さんは嬉しそうに、「やった！僕が自分で私に行きたいくらいの気持ち！」って言ってました（＾＾）。ほんとに今日は浦井くんにいろいろとあった一日でしたね（笑）。

『ダンス・オブ・ヴァンパイア』１２月１０日（土）ソワレ♪ネオンライト最高！皆既月食最高！

もう今日はいろいろ重なった感動と興奮状態で何から書いていいかわかりません。すべてが素敵過ぎました（笑）。マチソワした祐友さんからマチネ（e+貸切公演)の様子は伺っていました。すでに公式でもマチネカテコのネオンライトの様子、ＵＰされてますね！ソワレもね、同じように、ほーんとに盛り上がりましたよv(^.^)v公式動画では、あんまり暗がりにおけるネオンライトの綺麗さは映ってないかも。途中照明を全部消して、劇城内真っ暗にしたので、みんなの振るネオンライトだけが一斉に光る様子は、もう鳥肌が立つほど綺麗でしたよ～！舞台からみた客席もさぞ綺麗だっただろうな、と思います。２階も見上げてみたけど、ほぼ全員がライト振っていたのかな。ほーんとに光の海！ためいきものでしたよ～。マチネでは祐一郎さんが御挨拶されたそうですね。「おうちに帰って深夜こっそり窓を開けてください。今日は太陽と地球と月が一直線になる日です。皆様のために、我々ヴァンパイア族が皆既月食をご用意しました・・」とかおっしゃったこと、クコちゃんが「祐さんが言うと本当に宇宙も動きそう」と言ってくれた、とか。なんだか嬉しいですね。皆既月食！なんとロマンチックな日！こんな日にお城に来れたなんて最高！そしてソワレが近づき帝劇に近づくと、ちょうど５時にあたりの街路樹が一斉にライトアップ！大きいライトに、小さいライト、夢のような瞬間！もうその瞬間は早くも陶酔状態になる準備が整った、という感じでした。入り口でさっそくネオンライトを受け取る。まだ棒状をしていて、「注意事項」のメモも一緒。「折ると発光するからカテコまで折らずにね。ちょっとした刺激で発光するから要注意。折ると４時間は発光する、万が一発光したら光が外から見えないようよろしく！」と。気をつけてバッグにしまったつもりでしたが、やっぱり幕間にみたら、棒状でもしっかり発光してました。蛍光薄緑黄緑です。床に落として発光させちゃってる人もいました。通路席なので伯爵さまが近づいてきて側を通るとき、ほんとは振り向いて表情をじっくり観たかったけど、体が硬直して出来なかった。その代わり、そばを静かに伯爵さまのマントの雰囲気、存在感。零下１０度というかんじ？（笑）全身で味わいましたよ～！！端正な横顔も勿論見えました。ほーんとでっかくて黒いもの、が静かに出現した、という鳥肌状態の瞬間でした！サラはずっと愛ちゃん（知念ちゃんは１３日が初なのです）。最後アルフを噛んで歓喜のポーズ、表情をするシーン。こちらがドキドキするくらい吸血族化してました。フレッシュだけど、どこか魔性を含んだような目つき。そして、アルフは初日以来、久々の育三郎くん！浦井アルフが天然へたれキャラだとすると、いっくんアルフは、やんちゃ逆切れ気味な好奇心旺盛な悪たれアルフかな。でもちょっと頭が素直？単純？・・・というか、今日もね、シャガールに杭を打つシーンなど、肋骨の確認で、教授が言ったことばをそのまんま幼児みたいに繰り返して、教授を呆れさせたり、お惚けキャラでもあり、ほんと観ていて飽きない愉しいアルフくんでした！勇敢な助手！アルフレート！もかなり自信ありげに宣言。凍った教授はオンブしようとして両手を出しても乗っかってこないのが面白い！そして、やっぱりコロっと転がしてから脚を引っ張っていきました。ここ、案外好きです（＾＾）。マグダの胸とか、サラの部屋覗きをするシーンは、なんとなく浦井くんより育アルフのほうが、ほんとに興味津々でやっているように見えます（笑）。伯爵と息子の棺開けて杭を打つところは、できないっ！！って逆切れに近い泣きべそ。浦井くんのへたれ具合とも違うのが愉しい！教授を助けにいくところは、ほんと手足の動かし方が可笑しい。教授に「ぶつよっ！」と言われたことばは、そのまんま、自分を襲おうとしたヘルベルトに向けて応用？してるのがまた愉しい！浦井君とは違い、泉見アルフともどこか似ていそうで、お惚け具合が違う、ちょっと不思議ちゃん？オリジナルアルフがまた誕生したのが嬉しいです。初めて出会えた～と歌い出す声も弾んでいて、やっぱりいっくんの声も好きだなあとしみじみ。両アルフとも好き。育三郎さんの回が多いけど。月が音楽とともに陰って赤く変わる。今日の夜はこれと同じ現象が観られたんですよ～。もう！ほんとに記念すべき観劇日だったな～v(^.^)v。今日がダンス・オブ・ヴァンパイアを観る日で幸せでした。伯爵さまも第一声から準備万端のツヤツヤ声ですぐに引き込まれる。祐一郎さんはどこからどこまで艶やかで素敵すぎで、ノックアウト状態でしたね、今日も。神は死んだで後ろ向きからこちらに振り向くとき、思い切り勘違いちらり目線を感じてどっきり（きっと気のせい）私の好きなゆったりした声ですっかり魅了されて、うっとり・・去り際は、やはりいったん止まって通路の人？を見つめて手を伸ばすようにしてから、足早に去っていきました。祐一郎さんがこの青っぽいライトのもと、劇場内を支配しているこの時間が至福なんです！！陶酔してしまうとは、まさにこのこと。サラのお風呂に侵入するこうもり伯爵。音楽の途中のこうもりの羽音（効果音）がやけに今日は大きく聴こえました。風呂勧誘のシーンの祐一郎さんは、軽くリシュリュー声入ってますよね（笑）。三銃士やって、ますますエッジ効いた声になったようなこのシーン。ただし、甘い声の曲はちゃんと激甘なのが、声の使い分けが凄いなあと思う。高橋サラはお風呂への出入りが大胆！？肌色ボディースーツの上ラインだけでなくて、脚の付け根あたりまで見えてました（＾＾）。前方席に男性もたくさん並んでいたので、どきどきしたでしょうね！愛ちゃんにスポンジ取ってきて！と頼まれた育アルフの面白いこと！えへん！と脚伸ばした自慢げポーズのアルフが新鮮で、面白可愛くて、客席かなり受けてました。サラが入れ替わって伯爵の格好したダンサーたちに翻弄される妄想に浸るところ、やっぱり森山さんが素敵で釘付け。とくに最後にくるくると台風の目みたいに周りながら捌ける森山さんの表情がいい。シャガールの死体はそんなにヒクヒクしないようになってきた。よかった。肋骨の話のあたり、育アルフが答えず禅教授の質問をそのまんま返したり、とボケて面白すぎなので、禅さんもすっかりリラックスして今日は自然に面白アドリブ反応がＧＯＯＤ。シャガールの腕を（杭を打つのに）邪魔！といいながらどかしたり・・。シャガールのあとを付いてお城に向かうところ、下手通路で教授はフリーズして、さ・さむーーい！！と眼をビー玉みたいに真ん丸くしていて可愛かった！１幕ラストのお城のシーンの伯爵は、もう丸ごと好き。ようこそ～の甘い声、伯爵ハハハに続き教授が真似し、育アルフもハハハと。伯爵の顔はかなりお怒りだけど何故か笑える（笑）。浦井アルフはすぐうっとりと魔法にかかってくれるけど、育アルフはなかなか落ちない。案外現実的な子でしたたかかも・・？（笑）。それを落とそうとどんどん眼力強め声も工夫をして歌い上げていくところ、鳥肌でした～！！それでも、最後手を挙げた育アルフは、うっとりというより、「やるぞ！」といういたずら坊主みたいな表情。それぞれの解釈や役作りがあって、比較できるのがほんと愉しい作品！ぐいぐいと伯爵さまの魔法にかけられた私たちも、ぐいっと眼を見開いて背を向けていく伯爵さまが消えるとやっと現実に（笑）。ワハハハという鳴り響く自分の声に合わせて？手をくいくいっと動かす伯爵さま、なんだか面白可愛い！クコール劇場は、ヘル登場！無言で雪をばら撒いていき、クコールを激怒させ「馬鹿息子！」と。しかし、掃除が終わってほっとした瞬間、またヘルが来た！！こんどは雪をばら撒く「ふり」だけして、逃げてゆきました。２幕の始まり。先祖の肖像画すべて今年は牙が描かれている。なかなか迫力のある広い舞台、堂々と歌う高橋サラはなかなか度胸あるな、と。合唱もすごい迫力でサラを観て歌う皆さんの目つきが案外無表情のなかに凄みがある。伯爵さま、声が甘くて、もうこっちがとろけそう！なんだか今日はサラやアルフがとっても羨ましくなった、あまりの甘さに一瞬代わりたい！と（笑）。「永遠の命をやろう～～～～」は、ほんとに永遠に続くんじゃん？というばかりに、今回伸ばしてますね～。給仕したクコールに怯えて叫んだ育アルフに、今日はクコール「めしあがれ～～」！！と泣きながら叫んでました。シャガールとマグダの寝る棺を担ぐ前の準備体操、クコちゃん、今日は筋トれメニューにバレエのポーズも入ってましたね（＾＾）。今日の墓場の「抑えがたい欲望」も絶品だった！！そして、やっぱり私は森山さんと一緒に創る空気に惹き付けられます。苦しみに耐えるための希望すらなく、乾ききった胸は植え続ける、の辺りかな？はっきりと森山さんを見つめる、そして祐一郎さんはここでぐっと胸がつまるのか、声が密かにうるって泣くんです、今日もそうでした。胸がいっぱいになりますね。ほんとに。さあ、諸君！！と張り詰めた声でご登場の伯爵さま！もうここで興奮のスイッチが入り、切れることがありません。もうちょっと喉の力を抜いてもいいかな、と思うほど。長い脚でリズムを取る伯爵さま！ほんとにノリノリとはこのこと！嬉しそうなわくわくする表情で、クライマックスも思い切り脚をクロスさせながら（ここちょっと面白い！）大きくサラに近づき・・・新息子とも、歓喜のポーズをワシャワシャーと交し合うのが愉しい！！今日は新しい演出、ネオンライトを使ったカテコの初日ということで、ほんとに盛り上がったカテコだったなあ。こーんなに愉しいと思ったのは初めてかも。目の前でキャストたちもセットし始めるのが見えて愉しい！ソワレは、祐一郎さんは育三郎くんのワッカのセッティングを手伝ってあげてました。きゃー、やさしい！となんだか嬉しくなりました（＾＾）。そして、最初に書いたけど、この光るワッカを使って照明を消したときの劇場の美しさは、もう感動もの！これを味わわないでダンス・オブ・ヴァンパイアを終えるのは勿体無さ過ぎる！祐一郎さんは、紗幕が下りるたびに、手を上にたかーく挙げて、独りですごい勢いでネオンライトをぶんぶん振り回しているのが、透けてみえて、幕が上がると、何事もなかったように知らん顔、のあの（ハンカチとおなじ）パターンで面白すぎ！もう子供みたいに愉しげな祐一郎さんやみんなを観ているのも幸せだし、一体化して盛り上がってる１階席、２階席が見えるのも壮観！祐一郎さんたちは、最後上手階段を降りて前の方の人にライトを差し上げてました。きゃーいいな！最後は４人カテコです。あ、そういえば、今日もカテコ、森山さんの滑り込みの登場を愛ちゃんや育三郎さん、禅さん、そして祐一郎さんもちっちゃく可愛く真似していましたっけ。もう面白過ぎて、可愛すぎ。こんなにいい気分で劇場をあとにできる作品って、なかなかないですよね！ほーんとに大好きすぎて終わってしまうことを考えたくない。祐友さんたちと歩いてほとぼりをさまし、ちょっとお茶して駅前で皆既月食の様子を観察してそれから帰りました。途中１１時過ぎでしょうか、空、真上を見上げたら、月がちょうど赤い状態で、もうこんな日にこんな月を見られるなんて、！と幸せをまたにんまりと噛み締めました。美しく感動の一日。愉しく感動をシェアできた一日。今日の観劇は一生忘れられないと思います！