4月です♪~王家の紋章(帝劇)その他
4月です。といってももう半分過ぎてしまいました。桜の季節もあっという間に終わり、王家の紋章(帝劇)も始まった、なのに、ちょっと色々と忙しくしており何も書けてませんでした。4月は王家の紋章(帝劇)とあっきーのスヌーピー(クリエ)を観てます。アッキーのスヌーピーは超可愛くて、愉しい作品でした。あと1回観にいく予定。市村さんのひとり多役の日生にも行きたいけど、これは王家とまるかぶりだし、いけるかなあ?わかりません。王家は、初日からすでに数回観ました。ダブルキャストも全部観てます。でも、感想が超書きにくいのです(^_^;)初演に比べてよくなった点も多々あります。いちばんは、舞台芸術が同じ作品かと思うほどグレードアップしたこと。帝劇の奥行きの深さ、高さを最大限に利用していて、素晴らしいです。塔や船、ヒエログリフ付、照明付き色彩豊かで雰囲気のあるセット、ビーム光線で時間のねじれを表現?などなど、ほんとに古代エジプトにタイムスリップしたみたいです。なぜ初演にこれができなかったのでしょ?(笑)そして海抜(?)ゼロ地点から普通に歩いて登場だった(笑)山口イムホテップ様、そして浦井メンフィスも、再演では、ちゃんと高いところから登場してくださいます。やっとこうなったね、という感じ。なぜ、初演にこれができなかったのでしょ?(笑)ついでに、初演で上手端にタバコ吸いながら登場した、唯一の現代人キャストの伊礼ライアン兄さんも、高いところからの登場ですね)^o^(また最初にキャロルがアイシスの力によってあちらの世界に連れて行かれるシーンがよりわかりやすくなり、ドラマチックな演出になったことはかなり素晴らしいと思いました。アイシスがキャロルの後ろからぐわっとくるところ、闇広のトート閣下とルドルフなどを思い出し、けっこうドキドキします!その他、だらだらしていた部分がすっきりした、という感があることはあります。しかし!!すっきりすればそれでよいのか?って思う。初演に比べて残念、というか、なんだかなあ、という気持ちがどうしてもぬぐえないんですよね~。細かいことは書きませんが、大きくいってもいっぱいある(笑)イムホテップ宰相様って、私たち祐一郎さんファンにとっては、ヒーローなんです。で、やはり舞台にちょっといてくださるだけでも、恩の字、という気持ちで浦井メンフィスやキャロルたちを優しく大きく見守る祐一郎さんを、大らかに見守る気持ちで応援していたのです。でーも!なに、この手直しは~(+o+)ファンが楽しみにしていたあれこれ・・が削られてるではないですか!たとえば、私が一番好きだった、濱めぐアイシス姉さんを「下エジプトへの件、考え直すように、御心を鎮めて・・」と諭すシーン、あそこがごっそりなくなるなんて、あまりにショックでした(+o+)アイシスがメンフィスへの切ない思いを歌い上げてからだった、あのシーンの最後のイムホテップ様の台詞(聡明なアイシス様も恋をすればかくも・・)の部分だけが、早めに登場したので、あれ?変だな、と初日は思って、案の定、イムホテップ様はそのまま出てこず、このがっかり感はかなりのものでした。この部分だけの台詞をあのタイミングでいうのって、なんだか不自然に感じてしまって、ほんとにアイシス様を諭すあのいいシーンを復活させてほしいです!(ぷんぷん)イムホテップ宰相の役割、威厳、そして優しさ、観察力まで感じられるとても大事なシーンだと思っていたんですよ。それにエジプトとヒッタイトの戦いに送り出す時に宰相様が歌った歌も、なんだか中途半端に削られてしまい、すごく物足りない!!実をいうと、始まる前からだいぶ手直しが入って・・という話は耳に入っていたんだけれど、いざそれを実感すると、なんだかじわじわと悲しくてね。登場シーンが高いところから(踊り場つきの長い階段)になったことについても、カッコ良い登場になったことはいいのですが、(船が来たぞう!ではじけるように身体の細胞がびくっとする(笑))あのながーい衣裳をひきずってゆっくり一歩一歩降りてくるわけで、最後までちゃんとすべったり転んだりせず降りてくるか、いつもドキドキですよ。(2階下手端で観たときはね、なんと最初イムホテップ様が登場するところが見切れて見えなくてがーん・・・そのあとも後ろ姿だけみえて・・なんだかなあでしたよ)あ、それを除けば、実は2階から見るとこの作品って、もっとブラボーな感じでした。全部見渡せて、1階席より全然ストレスは少なく、舞台装置の壮大さ、ひとびとの動きぜんぶよく見える!おすすめです、二階席。宰相様の登場ソングと、ラストのハッピーなふたりを祝す歌は削られずにすんで、ほっとしてるけど、でも、なんだかね、という気持ちなのです。人物の描写がよけい平べったくなってしまって、個性がなくなったみたいに感じちゃうのよね。普通の人ばかり、という感じでね。また、初演は川口ミヌーエ将軍が、メンフィスに仕えながらもひそかにアイシス様に惚れてるっていうあのエピソード、案外好きだったの。それを打ち明けたら、ばしってめぐ様(いや、アイシス様)にはたかれる、というあのちょっとしたシーン、なくなってみると、実に寂しいわ、物足りないわで、ね。偉ぶるアイシス様にも、諭す宰相がいて、また一方では惚れてくれる将軍がいる、なんだかこういう関係って、多角的になり人間くささがでていて面白かったんですよね。そのほかにも、むしろごちゃごちゃいろいろなものが付随していた初演のほうが、案外面白かったのでは?と思えるような、カットの仕方って感じに思えてきてしまう。それ以外にもルカとかセチについても、端折られたシーンがあるせいか、人物像が薄い感じになったような気がします。今日もご一緒した祐友さんとお話したんだけど、人の顔と一緒で、あっちこっちが曲がっていたり、飛び出ていたり、ちょっと不細工、不恰好、な変な部分、個性が散りばめられているほうが人間って魅力的かも?それを整形とかで、普通のなめらかな感じになってしまって無個性になってしまったら、魅力なくなる、っていうのと舞台も似てるかもねって。でこぼこしてるほうが、面白いのよ、きっと!!うーん。だから、さっぱり綺麗にまとまったのかもしれないけれど、色んなところで、なんだかなあ、という思いがぬぐえないの。私は浦井くんや宮野まもちゃんや平方くん、などなど、みんな割と好きなので、(特に濱めぐさんは結構なファンなのです)作品としても、案外慣らさせて、というか、受け入れられることができるようになってきたけど、(欠点よりいい点に目を向けようと努力する私の性格的なもの?)(笑))祐さんひとりだけ好きという人には、この改変?は厳しいかもしれませんね。あ、イズミル、アイシスが好きといっても、それにしてもソロが結構続くわ~!!とは思うシーンが初演と同様、ありますよ(笑)そうそう、新曲が増えたというのは、テーベで歌うキャロルの愉しげな1曲とラストに祐ホテップがふたりを祝福したあとに、船に乗った二人が上手からすすーっと出てきて、ハッピーになりました的な1曲を歌う、のですが、ちょっと毒舌だけど、テーベの1曲は、最初にキャロルが歌う曲になんだか似ててあんまり新鮮味ないように思えるし、最後のハッピーになりました的、ソングも、全然印象に残らなくて、名曲とは感じられない。祐ホテップが〆るよりは、たしかに明るく作品が終わって、めでたし、めでたし、って帰れる、のかもしれないけれどね、現代の生活をまったく捨てて、古代エジプトに生きることになる、これって本当なら、すごい決意のいることで、多くの人にも心配をし傷つける。コミックならそれでいいけど、大人の見る舞台だからね、そこに発生しうる感情たちのせめぎあい、みたいなもの、それも描いてくれたら、号泣するほどのゆさぶりがあったらなあ、と思ってしまうの。そして、いちばんなんだかなあ、と思えるのは、このふたりのハッピーなラストソングのシーンになぜか、子供の頃から見守った重要な役割を果たしたであろうイムホテップ宰相がいないのよ!!これっておかしいとおもいません???1曲ソロを歌ったから、つぎはひっこむ、なんて、歌謡ショーではなくって、演劇なのだから、最後のみなさんが出てきているシーンにイムホテップが不在なんて、どうしても変だな、悲しいなと、いう気持ちになってしまう。それに、あんなに妹思いのライアン兄さんなのに、なんだかキャロル側から兄の想い、に対する気持ちについては描写が薄いように感じてしまって・・・コミックで読んでるときは、別になんとも思わなかったけど(コミックでは、ジミーという恋人もでてきたし、ライアンだけ、ぽつりと可哀想な人という印象はなかったこともある)舞台で、ああして、ひとりだけ現代シーン担当で、心から妹を思って歌う、叫ぶ、嘆くシーンがあるのに、まったくその気持ちが回収されずに終わるのは、なんだかなあ、・・という気持ちになってしまう。キャロルの麦わら帽子を片手に寂しそう、で終わっちゃっていいの?原作どおりじゃなくていいなら、わたしなら、ライアンさまもいっそ古代エジプトにタイムワープさせちゃうとか?超悲しく終わるか冒険させ暴れさせるかどっちかにして、って思っちゃうの。いまは宙ぶらりんに感じちゃう。おおお!とひっくりかえるほど笑うか感動するか、あるいは、超涙を流せるか?どれか、1つくらいないと、満足感がないのよね。その点、やはりレミゼやミス・サイゴン、ヴァンパイアなどはよくできてるなあとつくづく思う。泣くことでどこかすっきりする、泣くこと=満足感、というのはあるんだなって。貴婦人だって、ハンカチぐっしょりするほど泣いた日もあるし、この前みたのが、あの奇跡のファントムを歌ったクリコレIIIだけに、この気持ちの落差はかなりのものです。あ、リーヴァイさんたちの名誉のために書きますと、『モーツァルト!』『エリザベート』そして『レベッカ』は何年経っても古びることのない魅力のある凄い名作だと思うんです。いま思うと奇跡ですよね。ぐっと心の深いところにあるものにもメスをいれて、えぐっている。大人としては、そういう作品がやはり心に残るんだなと思う。やっぱりすごく揺さぶられたくて人って舞台を観るんだよね。あ、でも周りを観れば、若い(たぶん作品ファンか浦井くんファン?)がずっと泣いてることもあり、これは人によって感動の名作なんだろうな、とも思う。自分がその感受性とはずれが生じているのかな。でも、私は祐一郎さんのファンでもあるし、たくさんの人が関わっているお仕事なのだと思うから、できるだけ時間を作って通って観に行こうとは思ってますよ。なんだかなあ、はほかにもあるけど、まあ別の機会に。まだアンケートは書いてないんですが、古代のパピルス風の風情のあるアンケ用紙なので、書いてだそうかな、と思ってます。好き勝手に書きましたが、このような感想はすでに多くの方が呟いたりブログ等に書かれてますよね。今日も帰り際に階段でカップルの会話が耳にとびこんできたのですが「ミヌーエ将軍、アイシスへのあのシーンなくなっちゃんだね」「うん、なんだかミヌーエ将軍の面白みがなくなった、個性がなくなってしまったよね」という会話で、やっぱり、みんなそういうところ、みているじゃん!!と握手したい気持ちになりました。初日はもうカテコ映像も出ているし全然ニュースじゃないのですが、今回はキャロルへの気持ちを・・と間にいた祐一郎さんを押しやる風にしたライアン伊礼兄さんの仕打ち(?)に、祐一郎さんたら、おっとっと・・とよろけたふりをして、骨折した!って言ってほんとに楽しいカテコでしたね。あとは、浦井くんにハプニングのときがあり、私が観たときは、戦闘中だったかに頭の大きな飾りが取れてしまって、しばらく手で持ってたけど、そのうち部下にわたしてあとで、付けてもらってましたね。キャスト・オケの方のツイート等によると、その翌日?は、やはりメンフィスのこんどは、剣の先の部分がすっぽぬけてオケピに落下したらしく、結構どきどきの回だったみたいですね。そして、本日(16日)のソワレは、おけぴ観劇会だったので、浦井くん、新妻さんからご挨拶があったのですが、最初、浦井君が新妻さんに挨拶を振ろうとしたのですが、伊礼さんがいつものようにえ~、と言って一歩前に出ようというポーズをしたところ、今度は祐さんが伊礼さんの胸をはたいて制止し、(この前のリベンジって感じ?)結構受けました(*^_^*)そして、新妻さんが「(コミックを)ひとり全巻大人買いして買ってください!」と言ったのを浦井君たら、「全館貸し切るのはさすがに難しいかと・・」と受けて、客席もキャストも大笑い。浦井くん、初日もけっこうおもしろいこといって爆笑があって、(いつもちょっとハラハラ)今日は、大丈夫そう?と思っていたところ、その発言だったので、やっぱり浦井君はこういうところが可愛いんだな、とおもって、ほっこりした次第です(*^_^*)それを楽しそうに見守る祐ホテップ様、お肌がつやつやしてて、素敵でした!!お肌といえば、出番は少ないし、減ったとはいえ、やはり舞台に登場したときのオーラはすごく、顔の彫の深さ、とくに横顔の綺麗さには惚れ惚れですよ。(ファンだから、という理由なのかもしれませんが・・・)そして、歌声はやはり役どころを心得たいいお声ですし、最後の1曲には祐一郎さんの大きなお心が溢れている豊かなお声で、幸せ気分になれます。また鉄の話をするキャロルの話を聴くときのイムホ様の表情とか、超好物です!!(*^_^*)いまの10倍くらい、こういうイムホテップ様の表情や台詞に浸っていたいなあ、それが本音の気持ちです!!しつこいようだけれど・・・せめて最後のハッピーエンドシーンにいてくださったらなあ・・・。(かなり切実な願い)