生き抜いてください。
戦時中、召集令状の来た後のおうちでは、お母さんが必死になって「千人針」を作ったそうです。これは、兵隊さんが胸のところに巻いて、敵からの弾丸から身を守るためのものだったのらしいですが、皆さんはこれがどんなものか知っていますか?「千人針」と聞いた時、ちっちゃな鉄板みたいなものを千個くらい布にはりつけるのかなって考えたけど、実はただのたまどめを千個布に縫い付けるだけだったそうです。こんなんで弾丸から身を守れるわけがないでしょ!って思ったけど、当時の日本にはそんなことくらいしか出来なかったんだろうなって思うと少し悲しくなりました・・・。そして、息子を送り出すお母さんは、我が子の向かって「お国のために散っていけ!生きて帰ってこなくていい!」と、言ったそうです。今となっては信じられない発言ですが、これは事実です。私が言いたかったことは、命を大切にしましょうということ。口が滑っても、「死んでやる!」なんて言わないでください。どんなに辛くても、自殺なんて考えないでください。生きている限り、必ず希望はありますから。心配しないでください。