17日の夕方
てんてんが天国に飛び立ってしまいました。
換羽が始まってすぐの健康診断では
健康ですって言われたのに
こんなに早くさよならするなんて。
お友達の話しでは換羽が
心臓に負担をかけたのかもしれないとのことです。
平均寿命を越えて
白内障になってでも困らないようにと
ケージにつける止まり木の位置や
餌箱はいつも同じ場所にしていたのに。
気が強くてプライドの高いてんは
これ以上、年老いた姿を
私にも見せたくなかったようです。
てんてんはヒナの時、
お迎えして帰宅したとたん
餌を吐きました。
ショップで元気いっぱいに見えたけれど
そのうは真っ赤に充血していたのです。
餌が下りる前に十羽ひとからげで
食べさせられた挿し餌が原因です。
幸い やっかいな菌は存在せず
ひとり餌にすぐ切り替われたことと
病院でもらった薬が効いて
すぐに元気になったてんてん
以来 ずっと元気いっぱいの子でした。
でも昨年あたりから
放鳥してもあちこちに飛んでいかず
私以外の人にも大人しく手に乗って
老いを感じるようになりました。
ほんとうに一途で可愛い子でした。
最後の時も私の手の中で。
お昼寝している私の頭上で
夫くんが近づかないよう見張ってたてんてん
一個だけ卵を産んだことがあります。
文鳥は数が揃うまで産むと聞いたのに
てんはたった一つでした。
朝 ベッドから床に降りた足音を聞きつけて
私を呼んだてんてん
車のエンジン音を聞きわけて
私が玄関の戸を開けると
大声で呼んだてんてん
戸を開ける度、てんてんの声に
耳を澄ましている私がいます。
今日、夫くんに庭を掘ってもらい
庭の花をたくさん摘んで
敷きつめました。
花のベッドに横たわったてんてんは
眠っているような穏やかな顔でした。
柔らかな感触を手放したくなくて
二人で何度も何度も撫でました。
たくさん たくさん 喜びをありがとう
てんてん 大好き
ずっとずっと大好き