テーマ:子育て現在進行形(1980)
カテゴリ:子どものこと
娘の長かったボランティアがやっと終わった。 せっかくの夏休みだと言うのに、午前中はボランティア、午後からはバイトで毎日クタクタになっていた。 ボランティアは老人施設に行っていたのだけど、結構頑張って動いていたようだ。 「 家でこき使われているのが幸いしたんだよ。 」 と、なぜか偉そうな母。。。 でもさ、家で何もしていない子だと、何をどう動けば良いか分からないよね。 ここで、娘が言うには「 ボス 」がいるらしい。(敬愛をこめてなのだ) 職員じゃなく入居者の人。 90歳を越えるのだけどしっかりとしているそうだ。 娘にも色々と指示だし。 でも、偉そうな感じではなく、気が廻るのだろう。最初の頃は 娘がすることがなく所在無げにしていたら、「 あれをこうして。」 などと言ってくれるのだ。 時間が空いても座るわけにはいかないと、ボ~ッと立っていたら、このボスが呼んで横に座らせてくれるらしい。 他の入居者の人にも気配りしているそうだ。 慣れてきた最後の方は、シーツ交換から部屋の掃除と、食事をする間もなかったそうだが・・・。
他の入居者の人は、ちょこちょこ外泊をされるらしいが、このボスには誰も尋ねてこないし、外泊もしないそうだ。 今日がボランティアが最後って日に、このボスだけが紙コップにチョコを入れて渡してくれたらしい。「 お疲れさま 」の言葉とともに。。。 今度友だちと旅行に行く娘。 「 お土産を買ってボスに会いに行ってくる。 」 と言っている。 (我が家では、この人の名前は知らない。ボスで通じているのだ。苦笑)
『 一期一会 』 だよ。と娘に言う。
良い経験をしたよね。 長く生きてきた人には、みなそれぞれに経験とその人の人生があるってなんとなくだろうけど分かったのじゃないかな。 ただ長生きしただけじゃないって。 それに娘が素直に入っていったから受け入れてもらえたのだと思う。 その素直さも大事にしてほしいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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