テーマ:今日の一言(1632)
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午前の仕事の帰りに老夫婦を見かけたのだけど、おばあさん足元がおぼつかない。おじいさんは自転車の後ろに乗せようとしているのだけど、またがることができない。 そのうち二人とも共倒れになりそうな危うさ。 行き過ぎたけど、どうにも気になるから戻って声をかけた。 近ければ一緒に送って行こうと思ったのだ。 私がおばあさんの付き添いをして、おじいさんには自転車を押していってもらおう。 そのあと自分の自転車を取りに来ればいい。 そう考えたのだけど、聞くとかなり遠いのだ。 30分はかかりそうだ。 この状態でどうして来れたのか不思議だ。 おじいさんが言うには、思ったとおりおばあさんは認知症らしい。 病院の帰りだそうだ。 結局ずれ落ちたリュックをかけなおしてあげて、「 気をつけてくださいね。」 の言葉しか残せなかった。 後ろ髪をひかれるが、私も仕事があるから冷たいようだけどその場をあとにした。 なんだか胃の中が重い。 途中、何度もやっぱり戻ろうかと思う。 中途半端な自分がイヤになる。 なんだか切なくなってきた。 80になろうかのおじいさんが、自分も足元がおぼつかないのに、すり足で今にも倒れそうな認知症の奥さんを抱えてる。 勝手な推測だけど、余裕があればタクシーに乗る距離を自転車を押してもつれそうになって歩いてる。 これがこの国の現状なのよね。 誰か一緒についてあげれる人が、声をかけてくれたらいいのだけど。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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