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2007.03.26
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カテゴリ:子どものこと

先日、仕事先に向かってチャリをこいでいたら、小学生が終業式だったのか、みな重たそうな荷物を持って、必死で歩いていましたよ。

絵の具だの、大きな絵だの、上履きだの、そりゃあ夜逃げでもあそこまで抱えないだろうってぐらいの荷物。

あれは可哀相だよ。 うちの子もそうだったけど、先生が、何日か前から少しづつ持って帰るように言ってあげたら良いのにって思う。 それとも先生が言っても持って帰らないのかな??

     通知表が悪かった子だと、荷物も重いが心も重い。

私がそうだった。 あんなに荷物を抱えて帰ったかは、もはや記憶にないが、通知表を持って帰る道のりが、地獄の1丁目へ続くような気分だった。 なぜかいつもの道のりに倍の時間がかかる。 でもどんなにゆっくり歩いてもいつかは家に着く。

そして家では、父親が今か今かと私の帰りを待っているのだ。

帰ると正座で父親に通知表を見せる。 成績が下がっていたらお説教が始まるのだ。 

涙目になって聞きながら、その瞬間だけは、固く心に誓うのだ。

    『 心を入れ替えて、真面目に勉強するんだ! 私はやればできるんだ! 』

が、が、そんな誓いは終業式の日しかもたない。 その日だけはイソイソと勉強したりもするが、誓いは休みとともに消え去り、またウダウダ、ダラダラの日々に逆戻りするのだ。

楽しい長期休みの前の、試練の日が終業式だった。

昔は父は怖い存在だったのだ。 そして気がつくと、私もそんな親になっている。 二人とも成績表を持ってくるときは、いまだに緊張しているようだ。

自分がそうだったから分かるが、自分が努力をしなかった結果がこれだと、本人が一番分かっているのだ。 だからバツが悪いのだ。 怒られても仕方がないのだ。

昔は怖い父が疎ましくもあったが、自分が親になって思うのは、普段はヘラヘラしていてもどこか怖い存在でありたい。。。なのだ。 ただ父と違うのは、父は怖いだけだったが。。。






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Last updated  2007.03.26 21:39:16
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