カテゴリ:子どものこと
娘が帰って話すには、娘が信頼している先生の授業が終わると、先生が 「 ○○さん、顔色悪いけど何かあった?」 と聞いてきたそうです。 昨日の出来事をポツポツと話すうちに泣いたらしい。 先生、「 保健室に行こうか。」 と連れて行ってくれて、次の時間は先生の授業がないからと、1時間そのまま保健室にいてくれて、娘の話を聞いてくれたそうだ。 この先生、前の娘の担任で、先生も母子家庭で苦労されたのだ。 そこへ能天気な担任がやってきて、ヘラヘラと 「 ごめんね~。」 と謝ってきた。 娘 「 謝ってすむことじゃない。 先生は人のプライバシーをベラベラと話しすぎる。」 と言ったらしい。 で、奨学金のこともそのために勉強をしているのじゃなく、行きたい大学のために勉強しているんだって言うと、担任 「 あ~そうとっちゃったか~。 それはね、優秀な生徒が奨学金をもらえるからってことだったんだけどね~。」 「 先生! 奨学金の申し込みのときに、お金がなくって苦しい人は申し込んでって言ったじゃない! 先生が貧しい人が受けるものって思っているからそう言ったんじゃないの!!」 と言うと、担任 「 そうかもしれない。。。 傲慢だったかもしれないわ。」 なんで17の生徒に、30代の教師が論破されてるんだ。。。 笑いながら謝る担任にキレた娘は思いのたけをぶちまけた。 その間も信頼する先生が横についてくれて、要所要所で助け舟を出してくれたらしい。 でもこの先生、今の担任の後輩にあたるのだけど、立場が悪くならないか心配だ。 それにしても私の娘だ。 よく自分の気持ちを言ったもんだ。
最後はウダウダ言いわけばかりにうんざりした娘が黙りこみ、そのうち担任は次の授業があるからと出ていった。 私も娘も、言ったからって担任の意識や言動が変わるとは思っていない、期待もしていない。 ただ、自分の気持ちは伝えておかないと相手はなにも知らないままで終わってしまう。 数回は我慢をするが、限界がきたら相手にははっきり伝える。 世の中自分がしたことで、相手がどれだけ傷ついたか気がつかない人間がたくさんいる。 なんでもかんでも怒る必要はない。 それだとただのややっこしい人間だ。 流すことも大事だ。 でも自分の中でこれは許せないってことはきっぱりと怒るべきだと思う。 卑屈になることはない。
それにしても、教室で泣き、保険室に行くときも泣きながら横には先生が付き添って・・・ をみんなが見ているから何事だ! で、離婚が知れ渡るのだろうな。 信頼する先生が、担任に 「 この子が泣くのはよっぽどのことです! 」 って言うぐらい強いと思われている子が泣いているのだものね。 まっ、別に良いさ。 あえて言わなかったのは、言う必要がなかっただけだ。 離婚しても私も娘も何も変わらない。 籍と家に父親がいないだけだ。 だから言わなかっただけだ。
担任の話をするときは怒りだけで悔し涙もなかったが、信頼する先生の話を聞いた時は泣けてきた。 娘も目に涙をためていた。 本当にありがたかった。 事情を知っている数名の友だちも 「 ○○、今日は帰ってゆっくり休みな~。」 と言ってくれたそうだ。 自分が地に足つけて、真面目に生きていたら助けてくれる人たちがいる。 だから人は生きていけるんだ。
わたしもここのみんなのコメントで助けてもらった。 だから冷静でいられたと思う。。。 感謝です。
人は怒りや悔しさよりも、優しさに泣けるものなのよね。
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