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年賀状だけの音信。 たぶん今までの人生で一番好きになった人。 年に一度、年賀状だけが唯一のやりとり。 わけあって一緒にはなれなかったけど、今でもあの頃のあの人を思い出すと切なさと愛しさを感じる。 お互いに何気ない文章だけど、自筆で言葉が書き添えてある。 印刷だけの年賀状じゃないことに少しの愛情を感じる。 たぶんそれは過去の相手に対する愛情なのだろう。 今ではお互いに変わってしまっているはず。。。
これから先もきっと逢うことはないだろう。 でもこの年に一度の音信だけは、どちらかが何かしらの事情で年賀状が書けなくなるまで続く気がする。 今まで何十年も続いてきたように。。。 日常では思い出すこともほとんどないが、毎年この年賀状を待っているわたしがいる。 一番好きな人とは一緒にはなれなかったが、あの頃の自分の若さと無謀さの思い出があるから生きていける気がする。 今、誰とも付き合う気がしないのは、きっとあの恋で充分なのだろう。 傷つき涙したこともあったけど、あの時わたしは確かに恋をしていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.07 11:53:05
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