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カテゴリ:集客に使える「かもしれない」こと
体力尽きて、むらかみの正月。
午後は阿蘇の自宅に帰って、 白ワインを開けました。 学生時代からはまっている大好きな養老孟司と、 これまたむらかみが好きな爆笑問題の太田。 その二人の対談なども収録された 「人生の疑問に答えます」 を読み、 阿川弘之 「大人の見識」 を少し開いて、そのまま眠りの世界へ。 そしたら、携帯がけたたましく鳴るわけですよ。 今までに聞いたことない音で。 パッと見たら 今までにむらかみが使ったことのない ハローメッセンジャーっつー機能で着信。 しかし気づくのが遅かったため、終了。 そしたらその、気づかなかったのが悔しかったんでしょうね。 C-mailが入りました。 ---------- 仕事お疲れ様今年もよろしくお願いしますね いろいろ大変だけどお互いがんばろうねXXX(名前)元気出してね ---------- …わー。これ絶対誰かと間違ってる。 と思いながら、「XXX(名前)」←ここが、 大学時代にはまっていた某弁護士さんのサイトで使用していたHNと 同じものだったんですよね。 (この弁護士さんとは、これまで三回お会いしているのですが そのうち1回は、熊本に講演でおいでになったときで ホテルニューオータニ熊本さんで一緒に朝食をとりながらお話ししました。 インターネットでの出会いにアグレッシブなむらかみの一面です。) 一瞬だけ、「え!?知り合い?」と思いながら 念のため、違う人に送ったメールだといけないからと思い ---------- ごめんなさい。眠ってました。…というか、 携帯壊れてアドレス帳データ飛んじゃって。 どなたでしょうか? ---------- と、つかなくていいウソをつきながら返してみる。 ---------- ○○だけど…。てか【団体名】って知ってますか ---------- な、な、なんだ!? なんでコイツはいきなりこんなに話が飛ぶんだ!? ---------- 思い出せない…失礼でごめんなさい。【団体名】は知ってます。 ---------- やんわり遠ざけるために、正直に答えるモードになる。 ---------- そうですか…あのもし貴方がよければ俺と交換してくれませんか…っと貴方の名前教えてください。 ---------- ・・・・・・(・Д・)・・・・・・はぁ? ・・・・・・(・ω・)!!!!!ははぁ!なるほど。 こ れ は、 若 造 に 違 い な い 。 きっとなんかもう、さびしくてさびしくてしょうがない若造に違いない。 ちょっとだけ、むらかみのS心がはたらく。 S心といっても、単に、「正面から斬る」だけですが… ---------- メール頂きましたがもともと知り合いじゃないってことですよね? ---------- ---------- そうなんですよ この番号は昔高校の友人がこの番号でして 変わってるって知らなくて…。ですよね ---------- ほーら御覧!やはり若造! むらかみさんが高校時代は「ポケベル」先駆け時代ですよ! むらかみさん宅はご両親が厳しくございましたのでその当時お持ちでありませんでしたが、 大学行って、自分でアルバイトして、ポケベル買いましたよ! その後頑張って、ピッとピッチでPメール!のPHSですよ。 それがあなた、高校の友人が携帯の番号だなんて! 若造極まりないわ!! これは、きっと、この少年はもう、 私のことを、年の近い(恋愛対象圏内)の彼氏なしの美少女と想定しているに違いない。 しかも【団体名】に所属していると決めつけている! メールの相手がアンチ【団体名】だとは想像してもいないだろう。 すごい、すごいよ! 人の想像力は、すごい! ---------- たぶん入力ミスですよ。 私は今の番号10年近く使用してますから。 ---------- きっと、こんなすごいキーワードを入れても もう、脳内恋愛モードに切り替わったこの少年には 全く届かないのであろう。 ---------- そうですか…。じゃ交換無理っすよね 【団体名】知ってるから何かの縁かなって思ったんですけど ---------- 貴様!そんなにメールしたいなら 自分からアドレスを提示しろ!! さっきもそうだが、名前や年齢を尋ねたければ まずは自分から開示しろ!! 少年だからこっちは多めに見ているところもあるわけだが、 そういう、なんつーか、自分の身を安全圏に置きながら 女性に石を投げて振り向かせようとしているちっちぇー男が あたしゃ大嫌いなんだよ!!きー!! 少年、君には未来がある。 今から潔い男へと成長してくれ給え! そしてやっぱり「あくまでも」女性だと信じて疑わないのだね。 あたしゃ、男性が使ってもおかしくない言葉でしかまだやりとりしてないぞ! 幸せだ、幸せな少年だ… ---------- メールは構わないですけど忙しいと返事できないこともあります。 【団体名】を知っていると何かありましたか? ---------- ---------- いや自分の友人が【団体名】にはいってた子がいたので女性部の人かなとおもいまして。 ---------- うん。 うん、知ってるよ。 いい人多いもんね。ほんと。 でも、君はスゴイ。 むらかみ、思わず返しました。 ---------- 人の想像力はすごいですね! ---------- ついうっかり、本音を出してしまいました。 ---------- はぃ貴方の名前と出来れば年齢教えてくれませんか俺は今年で21です ---------- はい、キタ! キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! \\ // // // \\ // ドーン \\ // キタキタキタキタッ キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ッ!!!!! // < < > > / / / / ---------- 今までのメールのやりとりで、【団体名】の20代の独身女性だと想像したのがすごい。 出会いの期待には添えませんよ ---------- そうして、元日の夜は更けていきました。 むらかみも、ぐっすりと眠ってました。 …というわけで、やはり人は そこにない情報を「自分に都合のいいように」 勝手に埋めていくものだなあと再度感心しました。 期待値コントロールをするために、 インターネット上にちゃんと細かいところまで 情報を発信しておくことの必要性を確認しました。 ←1日1クリック☆ありがとうございます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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