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カテゴリ:備忘録
そうそう。
先日ちょっと考えさせられた話がありました。 先日実家に帰ったとき 両親と話をしたわけですが(当たり前か)、 当時子どもで、そのときの私にはわからなかった 昔の話を聞いたのです。 むらかみの父母は、いろいろなことを経て "最終的に"フツーに会社員をしましたが 昔は店をやりたいという願望があったのです。 むらかみが小学校低学年のとき 某チェーン寿司店に勤めていた父は 系列で出すスパゲティ屋さんの店長をやることになりました。 地下ではありますが、上通りのなかなかいい場所でした。 記憶にあります。 雇われ店長から、独立してオーナー契約への話が出てきたわけです。 夢にまで見た「自分たちの店」を持つチャンス。 しかし、ハイリスク・ハイリターン。 不安もやはり大きく、 その話を受けるかどうか迷っていたそうです。 そこで、両親は、信頼できる人のいる所へ相談に行きました。 相談を受けた人は、じっと話を聞いてくれ、 また思いの丈を全部出させるように投げかけていたようです。 母が正直な心情として 「契約を交わすその寿司店の社長が、 どうも私は人間的に信用できない。 でも、せっかくの店を持つチャンスだから…」 と語ったとき その相談相手は言いました。 「最終的に、店を出す・出さないは あなた達が決めること。 でも、信頼できない相手と契約をするのは間違っている」 その一言を聞いて 「ああ、そうだ!」と吹っ切れたそうです。 その後、バブルもはじけ景気は破綻。 「あのときに店を出していたら、 あんたたちの面倒も見ず 仕事ばかりになってたろうし 家はもうバラバラで悲惨なことになっていたよー。」 と笑う母を見て、 そうだー。 契約というのは、 最終的には「相手」を「信頼」するからこそ 交わそうという気になるんだ!と思ったのです。 結局は、信頼、なんだな。と。 自分自身がやはり信頼に足る人物となるよう 日々誠実に努めていかねばならないんだなー。 父も 「信用していた相手とだってうまくいくかわからないのに 信用できない人と契約を交わしてうまくいくはずがない。 結婚が最たる例で、"この人"と信じてうまくいかない事だってある。 ましてや信用できない相手と結婚して幸せになるはずがない」 信頼を頂くというのは財産だと思うと共に、 不誠実なこと・ズルをしない人間と成長しなくてはと 改めて思ったのでありました。 どうしても人間は、 無意識に自分の身を守ろうとして うっかりズルをしてしまいがちです。 父曰く 「あのとき、そうならなくてよかった、という結果もある」。 人生はその場ではわからないんだよ、と。 信頼こそ、財産と思い、 目先のことにとらわれない大きな人間に、なりたいなー!! ちくしょー。 ←1日1クリック☆ありがとうございます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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