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カテゴリ:備忘録
「解雇されないだけマシ」「長時間労働こそ鑑」――上司が陥る10の勘違い
<<ITmedia biz.ID より転用>> 人材派遣企業ロバート・ハーフ・ジャパンは3月5日、「管理職者が陥りがちな思い違い」に対する10の見解を発表した。 1. (解雇されずに)仕事があるだけ運がいいと思え(Feeling people are lucky just have a job.) 2. 達成不可能な場合でも、君ならできる、と仕事を振ればできるはず(Making work"mission impossible".) 3. 部下と管理職は一心同体だ(Tying your employees' hands.) 4. 長時間働く部下はいい部下だ(Equating busy with productive.) 5. 景気好転は待つしかない(Waiting for an economic turnaround.) 6. 噂は放っておけばいい(Ignoring rumors.) 7. 仕事を達成し、成果が見えた段階で褒めてあげればいい(Saving the praise for last.) 8. 優秀な部下は放っておいても目標達成できる。そのまま放置しておけばいい(Failing to give star treatment.) 9. 部下は意思決定をする必要はない(Not standing by your employees.) 10. 経費削減の一貫として、研修費も削減すべき(Cutting back on trainings.) これらは親会社のロバート・ハーフ・インターナショナルが、求職者の転職動機に多いという「管理者への不満」や、管理者の募集企業が抱く「要らない管理者像」など、1948年の設立以来60年間に蓄積したノウハウをまとめたもの。 ●不景気に顕著になる「働けるだけマシ」 「(解雇されずに)仕事があるだけ運がいいと思え」については、この発想は1970年代前半のオイルショックなど、不景気な時ほど顕著になるという。管理者のこうした言葉にプライドを傷つけられた部下は、景気回復と同時に会社を辞める傾向があるため、企業は優秀な人材を逃すことにつながる。ロバート・ハーフ・ジャパンは「管理者には、部下が仕事をしてくれているという発想が必要」と見解を示す。 「長時間働く部下はいい部下だ」については、遅くまで残業する部下とそうでない部下を比べると、管理者は残業する方を高く評価しがちだという。「忙しくしているからといって、その部下が会社にとって効果的なことをしているかどうかは分からない」。部下への間違った評価は管理者自身の評価につながる。「管理者は会社の目標に合わせた評価基準を再考するべき」としている。 また、「景気好転は待つしかない」では、「景気が戻るのを待つより、今、行動することが大事」と、コメント。いいアイデアがあれば景気回復を待つ必要はなく、逆に競合他社の一歩先を行くチャンスだという。 さらに、発表理由は「多くの企業が大幅なコスト削減と増収を同時に求められる今だからこそ、何気ない態度や言葉で部下のやる気をそぐ機会を減らし、要らない管理者になることを防ぎたいから」とコメント。同社によると、管理者の思い違いで「やる気」をそがれた部下が、転職を希望するケースが多いという。 なお、公表した10の見解は日本向けに厳選したもの。親会社ロバート・ハーフ・インターナショナルは15の見解を欧米で公表した。欧米のみで公表した1つが、不景気に顕著だという「品質を犠牲にする(Sacrificing quality.)」。日本で公表しなかった理由について「日本人は手先が器用。メンタリティとしても品質を下げるという発想がないから」としている。 <<PHP総合研究所社長・江口克彦氏インタビューより>> (「好況よし、不況もまたよし」というとらえ方について) 松下が若いころからずっと抱いていた考え方です。好況のときは、多少の問題点があっても、商品は売れます。反面、部屋をきれいに掃除する、組織体制を整える、などは見過ごされてしまいがちです。しかし、不況の時には、そういうところに目が届く。部屋を掃除しようとか、打てば響くような組織づくりをするとか、ほこりをかぶっている展示を変えようとか。また、不況はある意味ではムダを省いたり、経営改革をしたりする絶好のチャンスなのです。 行き詰ったと思うと、もう知恵も勇気も出てきません。しかし、まだ大丈夫、行き詰まっていないと考えて、うろたえず、現状を見つめてみれば、知恵も勇気もわいてきます。目の前の壁を乗り越えたければ、壁の切れ目を探せばいい。なければ、はしごや小石を積んで壁の脇に小山をつくる知恵・工夫も生まれてくる。だから、不況だ、大変だ、と嘆くのではなく、前向きに考えることが大切ですよね。(中略) 私がPHPの経営をするようになってから、「君、心の中で、手を合わせて部下と話をしているか」と、ことあるごとに言われました。叱るにしても、ほめるにしても心の中で手を合わせて部下と接しなければいかんというのです。 今はアメリカにならって、ドライな考え方をしている経営者が多い。市場経済最優先で、社員を物のように考えているようにも思えます。人が余ったから、ぽいとゴミ箱に捨てるようにリストラしてしまう。指導者は責任も取らずに……。 これは上司と部下の関係で書いてありますが、 私と宿泊施設様の間はもちろん あらゆる対人関係で同じようなことがいえる部分がありました。 不況の今だからこそ、 希望を与えられるお話をする。 そんなITCになりたいなあ。 ←1日1クリック☆ありがとうございます →むらかみメルマガ保存庫はこちら← お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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