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カテゴリ:備忘録
私はこのブログで何度か
「加害者意識の欠如」 ということについて思いを馳せてきたが 最近になって、如実に考えさせられることが増えた。 人を傷つける、ということについて 悪意を持ってやる場合、話は簡単なのだ。 その悪意の人を、罰すればよいのだから。 ところが、本人が意図していないところで 人が傷つく場合。 その本人には悪意がない。 悪意がないため、周囲は「根はいい人だから」とかばう。 しかし、傷ついている人がいるという事実を 見逃してはならないのではあるまいか。 意図せず人を傷つける人は、 どこまでも無邪気だ。 傷つけられた人以外には、かえって人気があったりもする。 無邪気だから。 でも、傷つけられた人は、 その本人の言動に傷ついたあとに、 周囲の人が「根はいい人だから(許してあげて)」と言うことにより 自分のいうことを信じてもらえないと二重に傷つくのだ。 「根はいい人だけど、その言動はダメだよね」と ちゃんと最後まで言ってあげないと、 傷ついた人は、立ち上がれなくなるのだ。 根はいい人でも、その本人に、 「自分が意図していないところで、人を傷つけている」 という事実に気づいてもらうために 全力を挙げることが必要なのではないか。 気づかなければ、その人はいつまで経っても 無邪気に人を傷つける。 そうすると、二重に傷つく人がどんどん生まれていく。 そんな悲劇を繰り出さないように、罪を憎んで人を憎まず、という 「人」を罰することではなく、「言動」を罰するのも おそらく手段の一つであろうと思われる。 罰することは目的になってはいけない。 目的はあくまでも、本人に加害者意識を持たせること。 ああ、無邪気に人を傷つける人って、難しい。 え?あたしも? ←1日1クリック☆ありがとうございます →むらかみメルマガ保存庫はこちら← お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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