箪笥長持あの子がほしい、あの子じゃわからん
意見の衝突になると黙り込む男が、むらかみは、苦手です。黙り込むというのは、ひとつの意思表示なのでそれが悪いとは言いません。「今黙っている、その意味をわかるか?」というスタンスの男性は、アリです。アタクシが許せないのは、黙り込んで自分の意思を隠していながら「俺だっていろいろ考えてるんだよ!」と「考えている」ことを免罪符に、その場を逃れようとする男です。でも残念ながら、むらかみにとって「考えている」というのは免罪符にならないのです。よって、「俺だっていろいろ考えてるんだよ!」は言い訳にならないのです。「考えているように見えないから、言うんじゃん。 考えているんなら、今考えてる途中だって意思表示すればいいじゃん。 こっちは、別に完璧な答えを求めているんじゃなくて、 考えてほしいって思ってるんだから、それでいいのに、考えてないように見えるんだもん」そうなのです。たとえ心の中でいろいろな思索を巡らしていたとしてもそれが伝わらなければ、相手にとっては「考えていないのと同じ」なのです。何が言いたいか。たとえ貴館にどれだけ素敵なものがあったとしても、どれだけおいしいお料理があったとしても、どれだけ選りに選ったこだわりがあったとしても、それが伝わらなければ、相手にとっては「ないのと同じ」なのです。貴館にある素敵なものはちゃんとお客さまに伝えていかなくてはならないのです。お客さまに伝える努力をしなければ、貴館の素敵さをご理解頂けないままでも当然なのです。楽天トラベルには、貴館のことを語れるツールがあります。それが、カスタマイズページであり、R-mail(あーるめーる)であり、また投稿欄「お客さまの声」に対する返信なのです。このツールで貴館の魅力を語らずして集客が伸びないことを嘆いている間は、「何考えてるか、ぜんぜんわかんない!」と罵倒する女に対し、「俺だっていろいろ考えてるんだよ!」と逆切れする男のようなものなのです。ちなみに「今黙っている、その意味をわかるか?」という男性は「黙るという行為で通じないなら、次はこうしてみよう」と次から次に「相手に自分の思いをわかってもらうための努力」を講じるだけの余裕があります。プライベートであれば、喧嘩別れをするなり相手の顔色を見て馬鹿な真似してなかったことにしようとするなりいろいろな結論を選択でき、それに合わせてのいろいろな手段がありますが、商売に関しては、売上を上げるという選択肢しかありません。ということは、「ページにはいちいち出さないけど、いろいろあるのを思いはかってよ!」と相手に理解を強要するようなところは自然と淘汰されていく…かも!?自己表現は、人生においても商売においても大切です。自己表現をするためには、自己分析をする必要があります。自己分析とともに反省もあるでしょう。自己表現の得意な人は、「語らない」という手段も含めて、ネットでの展開がお上手な気がします。ネットでの展開がうまい人は、間違いなく自己表現自体がうまいです。ネット展開を「苦手」とする人は、ほぼ、自己表現を苦手とします。自己分析も苦手かもしれません。ネットでご自分の宿を語るのが苦手な方は、まずご自身を見つめ直して、かつ、表現するという訓練をしてみるのもひとつの手かもしれません。最近夫婦仲がうまく行かない方やパートナーとしっくりいってない方にはとくにおすすめです。ちなみに、相手に自己表現を求めるむらかみは、よく殿方に嫌がられます。最近は、たとえ自分が言っていることが正論でも相手に逃げ道を作ってあげる大きな心を持たなくてはならないと日々精進しております。なかなかうまくいきませんが。