よつば日記

タッ君は、魚を見るのが好きです。

本日は、タッ君と金魚のお話です。

時間はちょっとさかのぼって、
去年の年末にまるの一家が
かしの家（ハコの実家）にお邪魔していた時の
出来事です。


かしの家のテラスに金魚がいました。
庭の大きな鉢の中にもいました。

夏に見ていたタッ君は覚えていたらしく、

「きんぎょさーん♪」とワクワクしながら、
テラスの部屋に飛び出して行ったのですが…。

　　　　　


世話をしていた、かしの父によると
残念ながら金魚は、みんな死んでしまったそうです（汗）

金魚鉢の変わりに植物鉢が置いてある台を
なんとも不思議そうな顔をして
タッ君は見つめ続けてます。


気温０度に近いテラス…寒い（汗）


「しんだ」ということを、どうやって
この２歳の子供に伝えたらよいか分からず、

とりあえず、金魚はもういない、という事を
なんとか伝えます。

「いなくなっちゃたんだって。どこかに行っちゃったんだって」

すると、タッ君は、

残念そうに

「きんぎょさん、いなくなっちゃったの」
「きんぎょさん、どっかいっちゃったの」

…と寂しそう。


「そうなんだ。どこかに行っちゃったよ」


天国だよ。きっと。


そんなやりとりを繰り返していたのですが、

タッ君。おもむろに


「きんぎょさん…さしみ…」とか言い出しました。


え？さ、刺身！？


「金魚さん、刺身にはなって無いよ！！」


あわてて言って、
一体どこから「さしみ」が出てきたんだろう？と
あせりました。


そして、その日のかしの家の昼食に出たのは
新鮮な魚の刺身(笑)


　　　


タッ君の言動を思い出して、それを食卓で話すと、
いたずら心満載の親族が魚の刺身を指差して、

「そうだよ。実は、これがきんぎょ…」


おーい（怒）


タッ君は、無表情で刺身を見てましたが、
ハコは違うと分かっていても食欲が失せました（涙）


しかし、その後も


何度も

「きんぎょさん、いなくなっちゃった。
きんぎょさん…さしみ…」と言っていたタッ君。


まさか、本当に刺身になったって思ってないよね（汗）

…とドキドキしていたのですが、


最近、実は、タッ君


「金魚さん、お休み」と言っていたらしい事が判明。


よく金魚を見に行く魚屋さん（食べる方でなく観賞用）が
あるのですが、定休日に
「今日は、金魚さん、お休みだよ」と言っていたのです。

この「おやすみ」が「さしみ」だったようです。

いないのは、「おやすみ」だから。と
タッ君は思っていたようです。


良かった。
「刺身」になったと思ってはいないようです(笑)


でも、かしの家の金魚さんも
いつかまた、「さしみ」じゃなくなると
いいね♪タッ君。