よつば日記

自分の気のむいた事だけは、
おそろしく進歩の速いタッ君。

しかし、逆に、全く気が向かないことは、
本当にやる気のないタッ君。

みんなそうだと思うのですが、
その差が激しい気もします。

前に、

「七夕だから、先生にお勉強してきなさいって言われた」
と言っていたタッ君。

…勉強？なんのことだ？

七夕の知識でも調べておくのかな？と、

他のママさんに話を聞いてみたら、

どうやら、短冊に書く願い事を決めておいて…みたいな事を
言われたらしいです。

つまり、勉強とは、

短冊に書くひらがなを勉強しろ、ってことね。

で、タッ君にまず「タッ君の願い事は何？」と聞いたら、

「バスになりたい」

「はい？」

「だって、〇君がバスの運転手になりたいって言ってた」

「…それは〇君の願い事だから、タッ君のなりたいものって何？」

「うーん…」

どうも、タッ君は物に執着が薄い所があると思ってたけど、
自分の欲に対しても関心が薄い様子。

誕生日会の時の願い事も、「将来は仮面ライダーになりたい」って
先生の字で書いてあったけど、タッ君仮面ライダーは好きじゃないし、見たこともない。

きっと近くの子がそう言ってたから真似しただけでしょう。

とにかく、ひらがな。

自分の名前と、デザイン「あ」にはまったから、
それは、その日のうちに勝手に一人でマスターして書けたのに、
他の字に興味は無いらしい。

とにかく、自分の好きな字しか書かないタッ君。
これでは文章はまだ書けません。

一時期はお手紙ごっこにはまって、
クラスの友達に、お手紙を書いてたけど。

「あ」が書けるなら、何でも書けそうなのに。

しぶしぶ、その日、ひらがなを書いて練習（？）していたタッ君ですが

先日。

「ママさん。短冊の願い事。他の子にも先生が書いてたよ。
だから、タッ君勉強しなくていいって言ってたのに」

とか、いいやがりました。


…タッ君が書けないからでしょ。
きっと書ける子は自分で書いていたはず。

いつか気が向いたら、書けるようになると思ってたけど、
タッ君のやる気をどうやって引き出せるかが、
今後の課題ですね…。