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昨日LD研究会(学校の先生がLDや特別支援教育を 勉強する)の講演会に行ってきました。 講師は元少年院院長の先生、今も他の少年院の 面接官、里親制度の会長もされているそうです。 内容は、「共感力、問題解決力を育む教育」 H12年から軽度発達障害に視座をおいた教育を導入、 なぜかというと、入所してくる子たちが 知的レベルに問題ないのに、学習困難な少年の増加 落ち着きがない、すぐかっとなる、言語表現力が乏しい など発達障害の持つ問題性に共通したこと。 今までの指導法ではうまくいかなくなったのが主な理由 みたいです。 どんな教育をしたか、ですが 1年間の指導で最初の2ヶ月を手取り足取り教える その後中間教育過程で参加(いっしょに)、出院準備過程 で委任(信頼関係を)つくる。 基本的生活習慣、基礎体力の回復、基礎学力の獲得 「書く」力・・日記指導、その日あったことを書く、それが書けるように なったらどう思ったかを書く、字の間違いは最後に。 「聴く」ワ-クショップ・・他者の話すことに集中することにより 表情を読み取る、気持ちを推察できるようになる。 競争の原理を排除した教育、 発達障害も個性という集団を常に考えたそうです。 そんな実践を行い処遇効果として 自尊感情の回復、我慢して努力すればやれるという自信 コミュニケ-ション能力の向上、問題解決力の向上など 「書く」力で子どもの世界が広がり、体力の向上で我慢強く なったとのこと。
誤解してほしくないのは、発達障害だから犯罪を犯す・・と 言うことはけしてない。ただ、そうゆう子たちが生き にくい社会ではあるそうです。 犯罪に関しては小4から小5までが大事、ADHDに自閉 傾向があると特に注意が必要とのことです。
うちの息子も相手の気持ちが読めない、特に共感することは 難しい子です。最近では彼の居場所があれば1人でもかまわ ないのかな、と思ってました。でも講演を聞いて、共感力を つけることは無理ではないこともわかり、育てていきたいと 思いました。就業、結婚には相手の気持ちがわからないと 難しいし、いろんな意味で可能性が大きく広がりますよね。
先生も4人の里親だそうで、その中のひとりの子はADHD があり苦労されているとおっしゃっていました。 また、たくさんの先生が熱心に参加され、うちの県も特別支援 教育が進んでいくといいです。
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