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カテゴリ:暮らしのヒント
この前嬢の買い物に付き合って手芸屋さんに行った。
このところ真剣にミシンを検討しているのだけど、やっぱりどうしても ブラザーのイノヴィスに目が行ってしまう。 そのお店に並んでいるのもイノヴィスだった。 なんとなくシンプルなデザインで使いやすそう・・と思うのだけど、 今まで使っていたトヨタのミシンと同じように操作部分が 右でなく上の方に並んでついているからそう感じるのかもしれない。 イノヴィスの最大の売りである、糸カセットを開こうと力づくで ぐぐぐ・・とやっていると後ろからおっさんに声をかけられた。 「悩んでますね~、説明しましょうか?」 そのおっさんはいかにもセールストークというような流暢なしゃべりっぷりで お勧めの機能の説明を始めた。 「はぁ、なるほど。そうね。便利ね。」と相槌を打ちながら聞いていたのだが、 だんだんと「このおっさん、なかなかやるな!」と思い始めた。 なにしろ今どきの店員ではこうはいかないだろうという見事な説明なのだ。 そして「どのくらいの物をお考えですか?」と言うので、 「5万以下のミシンはダメだ、と良く言われるのだけど、本当のところどうなんですか?」と訊くと 「ミシンがいくら良くても作るのは腕。 2万でも10万でも腕が一緒なら出来るものも一緒。」と言ってのけた。 はぁ~・・すごい自信。 自分が勧めるものを買うだろうという自信がなければこんなこと言えない。 「お子さんがもっと小さいなら刺繍機能も使うかもしれないけど、 使わないと言うならこれで充分です。いや、実は直線と裁ち目かがりがあればあとはいらないんですよ。」 「ですよね~。刺繍なんて使わないもんね。」 「いえ、お客様がどうしても刺繍をしようと思うなら、この機種でも出来るんですよ。」 と言い、押さえを外してフリーハンドで「m」と書いた。 ぎゃふん! このおっさん、まじで只者じゃないぞ・・・。 「あ、いつもこればっかりやってるからね。これしかできないし。(笑)」 で、「直線と裁ち目かがりだけで」と言いつつ、次々とワザを披露する。 今までもあったかもしれないけどまつり縫い、3重縫い、ボタンホールなどなど。 はぁ、なるほど。こうやって使うんだったんだ・・。 確かにこの腕があればこの機械で充分だわ。 「実はこの機種はもうなくなるんですよ。 明後日からB55という機種になるんです。 表向きまだこの機種も扱ってるから店頭に出してるけど、もうB55が届いているんです。 今見てもらってるC51と同じ性能なんだけどね。 そうなるとこのC51は展示品として半額くらいで売っちゃわないといけないんだけど、 もちろんお客さんは新品をお買い求めになったらいいと思いますよ。」 チラリッと私のケチケチ魂が揺れたが、 ん~、でもこのおっさんが毎日使っていたミシンだろ~。 どうなんだ?(笑) イノヴィスB55 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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