ふたば堂

以前映画館に行ったとき、予告をやっていてDVDが出たら見てみようと思っていた作品。



ナイロビに駐在する外交官のジャスティン。
その妻テッサが友達を訪ねる道中で何者かに殺されるところから物語りは始まる。

妻が何を考え、何を隠していたのか？
妻は自分を裏切っていたのか、それとも・・・・。



これはね～・・・久し振りに大人の映画でした。
もっとサスペンス色の強いお話なのかと思っていたのね。
もちろんそういう場面もあるのだけど、それよりも切ない、やるせない、
どこにぶつけたらいいか分からない怒りがフツフツと湧いてくるような・・
それでいて、テッサの美しい笑顔にすべて洗われてしまうような・・・。

このテッサがほんと掴みどころない魅力を振りまいている。

可愛くて勇敢で自由で優しくて・・・・。
こういう妻だったらほんと夫は振り回されちゃうだろうな～。


どっかで見たとおもったらハムナプトラの人だったのね。

夫の言葉しだいで悲劇を防ぐことは出来たんじゃないかと
私は思うけど、それよりも妻の愛の方が深かった・・とも思うし。

なんつーか、秋に見るのにぴったりな
ちょっぴり人恋しくなってしまう作品でした。