三浦海岸
今日は朝早く出発して、三浦海岸にでかけてきた。夏とちがってやさしい日の光、ぴりっとした中にほんわかとした優しさのある空気、そして人気のない浜辺を散歩する人たちのおだやかな風景・・春の海は澄んだ平和な気持ちにしてくれるから私はちょっと空気がやわらいでくると、まず、海にでかけたくなる。いつもなら、浜辺でぼーっとするとこなのだけど今回はハイキングコースをがしがし歩いてきました。見晴らしのいい展望台でごはんを食べてちょっとだけのんびりした時間を過ごしたあと、きりたった崖を下って海に出て、海岸線に沿って続く岩場をてくてく歩いて、時には岩をよじ登って、けっこうなアドベンチャーだった。観光客がほとんどいないところだったので、地元の人がふつうにワカメを干していたり、海苔をつくっていたり、シーカヤックしていたりと、ほんとうにおだやかな場所。横浜から1時間ちょっとでこんな暮らしが営まれていることには驚いた。私は、将来いなかに住みたい願望がとても強いのだけど、ああいう暮らしぶりを見ていると、人間の幸せに必要なものってごくごくわずかなものなのだなーとつくづく思うんだ。若いうちはちょっと贅沢でもいろんなことを経験して、少しずつ、少しずつ、余計なものを削いでいって最後はああいう風に生きられたら、幸せ。