ジンギスカン
家の冷凍庫は、いつも許容量の120%くらい入っている。で、120%も入れると扉が閉まらないという現象が起こる。で、いつも、冷凍庫にはガムテープが貼られている。友達と笑い話でその話をするんだけど、実際に、初めて家に遊びに来た友達は、本当に貼られている事実に一様に苦笑いをする。何を入れると120%になるかというと、大抵、北の幸で埋められている。それを言うと、大抵、うらやましがられるけど、現実はそんなに甘いものではなく、大量に送られてくる食材をいつも、食うか腐らすかの瀬戸際で勝負している身を案じてくれる人はいない。冷凍庫で一番多くのスペースを占拠しているのが、ジンギスカン。北海道のスーパーでは、お買い得品として500gが3つ束になってるものが売られているが、まだ、今までのジンギスカンを処理してないのに、新たな刺客が送られてきた。おそらく、現在冷凍庫には、ジンギスカンだけで3kgは眠っているであろう。入りきらない者たちは、先入れ後だし戦法で、冷蔵庫に移される。ごたぶんにもれず、ジンギスカン君も冷蔵庫へ移管され、その出番を待っているのだが、いかんせん、最近は帰りが遅く、夜ご飯を家で食べられない。加えて、一人で焼肉(ジンギスカン)をするのも淋しすぎる。ということで、デットライン間近な、彼らは、昼のお弁当に変身することになる。最近、某お弁当屋で「ジンギスカン弁当」が出たと聞いて、驚いたけれど、「鳥インフルエンザ」や「BSE」の代わりになるものなんて考えずに、こっちは、もう数年前から、食べきれない食材を「ジンギスカン弁当」として持ってきてるんだい!ということで、何が言いたかったかと言うと、本日、私の周りは、一日中ジンギスカン臭い。