ペットフードの酸化防止剤

2010.02.16

ペットフードの酸化防止剤について
あなたは調べたことがありますか。

私は、あるのですよ、かなり詳しく。

その時、あるメーカーさんの理論には正直ぶっ飛びました。
立場によって、意見はいろいろ変わるものなのだなと感じたものです。

これはまったくの個人的見解です。

酸化防止剤の違いだけでフードの良しあしを判断すべきではないと思います。

が。
できればBHAなど発がん性があるとされる物質を使っているフードは避けたい。

もちろんそれを食べて必ず、ガンになる、などとは思いません。

抗酸化、という観点では
合成の酸化防止剤のほうが効果が高いとする
見解もありますものね。

が、あえて合成物質の発がん性物質の入ったフードをあげることはないでしょう。
と私は思います。

特に猫さんに関して。
猫さんは犬君以上に、もちろん人間と比べて肝臓の解毒力は数段低いのに、
発がん性の酸化防止剤の使用は本当に問題がないのでしょうか。

猫さんがごはん以外に
毎日どれだけ化学物質を吸い込んでいるか考えたことがありますか。

空気にだって化学物質はまん延しています。
家具やカーペットからだって有害物質は気化しています。

お水にだって有害物質は含まれています。

猫砂にだって、種類によっては化学物質たっぷり。

それを直接口に入れなくたって「気化」してしまうのですから、
そしてそれらは低い所にたまりやすいのですから、
知らないうちに猫さんの体内にたくさん吸収されているのです。

犬猫ちゃんって皮膚が人間さんより薄いんですね。
皮膚の厚さは人間さんの約3分の1 と言われています。

となると、被毛→皮膚のプロセスからだって有害物質は体内に入ってしまいます。

まして、キレイ好きな猫さんですもの。
毎日グルーミングをして、被毛についた有害物質は
直接的に体内に取り込まれています。

被毛・毛髪検査、あるいは有害ミネラル検査というものがあり、
それで検査してみれば
このコたちがいかに化学物質に汚染されて生きているかがわかります。

もちろん、犬君も。
犬君はフローリングのワックスなどを体内に大量とりこんでいるのです。

肉球をなめたり、あるいは直接的に肉球からも吸収したり。

もちろん被毛からも。

また、アスファルトの上でも、地面の上でも有害物質はたっぷり。
お散歩中に排気ガスだって吸い込んでしまっています。

このコたちの元気を守るためには、

●できるだけ化学物質を体内にとりいれない
＆
●できるだけ解毒力を促し、体外排毒を促すことが必要

これは、人間さんでも同じなのですが
生物が健康に生きていくための大原則なんです。

ごはんって毎日食べるもの。
そこにあえて発がん物質があるとされる酸化防止剤を使う意味って。

不思議ですよね。

化学物質というのは単体の量だけで判断してはいけないと思います。

その子たちの体にすでに蓄積している老廃物＆毒素の量
そして
その子たちの解毒能力
さらに
その子たちの生活環境のすべてをひっくるめて考えてあげたい。

メーカーさんの研究はもちろん素晴らしいものも多々あると思います。

が、残念ですが、

あなたの愛犬・愛猫ちゃんの体のために
フード研究をしてくれているわけではありません。

犬というものは。
猫というものは。

という研究。

どういうフードを作れば、大量に売れるか、というのが多くのメーカーさんの研究。

自分のうちの大切な犬君、猫ちゃんのために
研究している研究員さんはほとんどいないのではないでしょうか。

もちろん中には良質なフードを作り出す、という視点で
真摯に取り組んでいるメーカーさんがあります。

また最近は、「自分の愛犬、愛猫のために」
そんな視点で商品開発をしてくれているメーカーさんも増えてきていますから、

ペットフードを選ぶ時は、そのメーカーさんのコンセプトや
企業姿勢をしっかりチェックしましょう。

いずれにしても大切な愛犬、愛猫ちゃんの元気を守るためには
飼い主さんがその子のその状態にあわせて
オーダーメイドでごはんを作ることが一番です。

いつの時代でもおんなじ。

お袋の味、ママさんの作ったごはんが
デリバリーサービスやレストランのごはん
まして
加工食品より劣るなんてことは
絶対にありません。

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