ドライフードはふやかして

2010.02.23

ドライフードはふやかすべきでしょうか、
そうでないほうがいいのでしょうか。

よくいただくご質問です。
また、この季節新しい犬猫ちゃんのお迎えも増えたりしますね。
ですので過去記事に加筆しておさらいをしていきたいと思います。

まず。

●ドライフードはふやかしたほうがいいのでしょうか

⇒　はい、ふやかして食べさせてあげましょう。

　　自然界にはカリカリのようなドライフードは存在しませんでした。
　　また、もともと、犬猫ちゃんたちには、
　　かむ、という習性がないため、
　　ドライフードを飲みこんでしまうのです。

　　ドライフードをほぼそのまま飲み込むことによって、
　　それを消化する胃腸に負担がかかりやすくなります。

　　また、消化・吸収するためには十分な量の水分が必要になるため、
　　ドライフードに含まれている水分だけではたらず
　　(ドライフードの水分は約5～10％)
　　自分の体液(水分)を使うようになるので
　　慢性的な水分不足に陥りやすくなります。

　　すると血液がドロドロになり
　　体に老廃物や毒素がたまりやすくなり、
　　それらが原因で細胞の変性が起こり、
　　そして病気に発展しやすくなります。

　　最悪の場合はガンにつながることもあります。

●でも家の子はお水をガブガブ飲みます

⇒　もともとお水をガブガブ飲む習性のない犬猫ちゃんが
　　お水を飲みすぎると
　　今度は　腎臓にも負担がかかりやすくなったりします。

　　特に猫さんは肉食動物のため
　　自分に必要な栄養素は食べるもの(肉)だけから吸収しやすい、
　　という肉体的特徴があります。

　　食べ物の70％は肉である必要があるのです。
　　(肉片という意味ではありません)
　　

　　もちろん、お水を飲んで吸収できないわけではありませんが
　　砂漠の生き物だった猫さんは
　　食べるものから　水分摂取をしていたため
　　お水ガブガブは特に腎臓に負担がかかりやすくなってしまいます。

　
　　私たちがビスケットやシリアルをかまずに
　　ジュースなどで流しこんだらどうなるでしょうか。

　　毎日そんな食生活を続けたら……。

　　まったく同じではありませんが
　　そんな感じをイメージしていただくとわかりやすいかと思います。

●ウェットフードを食べるようになると歯石などがつきやすくなるのでは　?

⇒　食事の水分量と歯垢・歯石のつきやすさは直接関係ないといわれています。

　　一説によると、穀物粉を使ったドライフードの場合
　　そのまま食べると歯石付着率が高くなるともされています。

　　むしろ生の食材を食べている場合
　　食べ物の酵素などの働きで
　　歯石や歯垢がつきにくくなるとする説があります。

●どうやってペットフードをふやかしたらいいですか?

⇒　熱湯ではなく、人肌程度の　湯ざましでふやかしてあげてください。
　　時間がない時は、お水でもOKです。
　　ただ約40度に近付かないと腸は上手に働かないと言いますから
　　できるだけぬるま湯を使いましょう。

　　お魚や野菜を煮た場合には煮汁もしっかり活用しましょう。
　　その場合も必ず人肌ていどに冷ましてから。

　　熱いままのスープなどをかけると
　　今度はペットフードの栄養素などが壊れてしまいます。

　　ふやけにくいペットフードの場合は
　　初めに、キッチンバサミの柄などを使って
　　細かく砕いておくと便利です。

　　ドライフードをふやかして、長時間保存・放置するのはNGです。
　　できるだけ食べる直前にふやかしてあげましょう。

これによって、ドライフード常食によって起こりやすい
「水分不足」が解決しやすくなります。

「ドッグフード、キャットフードなどのドライフードはふやかして!!!」

覚えておいてくださいね。

ペットフードをふやかすついでに、
スープをとったお野菜やお魚・お肉をトッピングしてあげちゃいましょう。

そうすれば立派な
簡単手づくりごはんの誕生です（*^_^*）

ポイントは

●十分な量の水分摂取による血液サラサラ効果をめざすこと　!!!!!

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犬猫ちゃんの元気は水分摂取の仕方にある!!!!!!

　

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