猫にワクチンは必要　? 不要　?

2010.05.29

猫さんに混合ワクチン、
あなたはどう思われますか。

たくさんの方からご質問をいただくんです。
いろいろな説があると思います。
何が正しくて、何があやまり、という意味ではなく。

私的には。

猫さんへのワクチン投与は慎重に。
そう考えています。

きょうはそんなお話をさせていただきますね。

理由

◆猫さんは、
ほとんどすべての哺乳類に備わっている
解毒能力がまったくないか
極度に劣っている生き物だとさえ言われています

薬物は一般には、体内で代謝されて、
主に肝臓で解毒され体外に排出されるのですが、
猫さんの体には、その代謝と解毒のメインルートである
グルクロン酸抱合能という働きに必要な酵素が少ないか
まったくないとされるのです

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解毒能力が低い、ということは。
ワクチンを打った場合、体内にその薬剤が蓄積し、
それが他の化学物質と一緒に体内有害ゴミとなって
肝臓をはじめ、腎臓、その他体内の各所を攻撃してしまう
確率が高いということ。

そんな風に考えられるのではないでしょうか。

ワクチンを受けて、尊い命が救われる場合もあるでしょう。
一方、ワクチン投与によって、
健康な猫が天に召されてしまうことも、実際にあるのです。

愛猫・ラグドールのぴぴ麿は　ワクチン投与後
猫伝染性腹膜炎＝FIPという伝染病を発症。

月齢5ヶ月になったその日に天国に還っていきました。

ぴぴ麿は特別に弱かった　?

いえ、健康有良児でした。
FIPの素ともいえるコロナウイルスの抗体価も200以下。

一般には「陰性」と呼ばれる数値です。
ワクチン投与が100％ぴぴ麿の死の原因となったのか、
あるいは　何か別の要素が加わったのか。

いずれにしても、ワクチン投与が　なんらかのきっかけに
なったことはまちがいないでしょう。

私は、ぴぴ麿のことがあって、
ワクチンや化学物質が猫さんのカラダにどんな作用をもたらすのか
かなり調べました。

私なりの結論。

解毒力の弱い猫さんにワクチン接種はリスキー　!　というものです。

私なりの、ですので必要と思う方を否定する、というものではありません。

ワクチンはさまざまな病気を防げる薬。
そんな風に思っている方多いかもしれませんね。

それにはちょっとした誤解が含まれています。
ワクチンをうって、
一時的にその病気を発症させ、
それによって抗体を作る。

その抗体によって、その病気に対する抵抗力をつけるもの。

それがワクチンの役割です。

ワクチンを打つことによって
上手に体内に抗体の作れる猫さんもいれば
そうでない猫さんもいます。

また、仮に抗体ができてもその病気に絶対かからないというわけではありません。

インフルエンザの予防注射を思い浮かべていただくと
よりお話がわかりやすいかもしれませんね。

ワクチンをしても一度かかってしまえば
重篤になったり最悪の場合　命を落とすことも。

実際、新しい猫さんを譲りうける時、
特にブリーダーさんなどから譲り受ける時
「毎年三種ワクチンをすることが条件です」
などといわれたりします。

ブリーダーさんのいうことは絶対と、
その言葉を信じ続けて13歳になって、腎臓が悪いのに
ワクチン接種を「しなければいけない」
と考えていた飼い主さんがいらっしゃいます。

そんなことはありませんよ、ご安心くださいね。

特に室内生活であれば
ワクチンを打たなくても元気に過ごすことは可能です、
愛猫・ラグドール海のように。

病気に負けない体を作れるのは「ワクチン」ではなく、
その子の免疫力・生命力・自然治癒力です。

つまり、「体力」

それらを高められるのは、ワクチンではありません、毎日のごはんです。

猫さんの体も私たちと同じように　食べたもので作られているんですね、
ですから、生命力を引き出す、免疫力アップにつながるごはんを食べさせて
あげることが、病気予防の一番の近道なのです。

ごはんさえしっかりしたものを食べていれば、
100％とは言えませんが、
ワクチン該当感染症は防げる可能性は高くなりますし、
仮に感染しても、それほどひどくならなくてすむハズなんです。

生命力や自然治癒力を高めてくれるワクチンは存在しません。

人間と比べて、また犬君と比べても解毒能力の弱い猫さんです。
病院行きのストレスも肝臓や腎臓に負担がかかります。

そうした状況の中で
毎年化学薬剤をしかも複数接種しなければいけないものかどうか、

猫さんとよぉく相談なさってください。

猫さんへのワクチン接種は自己責任ですので、
あなたの出した結論を誰も否定しませんし、
また、それによってえられた結果については責任もとれません。
ご了承くださいね。

慎重に、じっくり考えてみてください。
くりかえしになりますが　私はワクチンを全否定はしていません。

もしもあなたがワクチンを打つ、という選択をされた場合には、
解毒力応援の食材やサプリメントの積極的活用という
選択肢も考えてみてくださいね。

もともと肝臓の解毒力が弱い猫さんですから
普段から積極的に解毒力応援をしてあげることで
免疫力にも、元気力にも
そして、しあわせ力にも大きく影響が出てくるハズです。

さらに、ワクチンを打つ時は

●去勢・不妊手術などの麻酔を同時にするのはNG
●フロントラインの同時投与もNG

そして

●肝臓や腎臓、心臓、てんかん、皮膚病などのトラブルを抱えているコも
　基本的にはNG

です。

ワクチンは健康体にするものとの、規定があります。

健康状態がよい時を選び、
またワクチン投与前後は、特に解毒力応援をしっかり考えてあげましょう。

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Last updated 2010.06.27 07:42:18

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