犬猫心臓病と食養生

2010.11.20

犬猫ちゃんの心臓病、
共に三大死因のひとつだとすでに何回かお話してきました。

特に猫さんの場合、
飼い主さんが気がつかないだけで
心臓病を発症している場合は少なくありません。

小型犬ちゃんの場合

○多くの犬君が心臓奇形である可能性がある

猫さんの場合

○純血種の多くに、遺伝性肥大型心筋症のラインが含まれることが多い

とされています。
いずれも循環器専門の獣医さんによる見解です。

残念ながら犬猫ちゃんの心臓病は
決して珍しいものではない、ということなのですね。

では、どうすれば心臓病発症を予防できるでしょうか
どうすれば進行をできるだけ遅くできるのでしょうか。

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私は、やはり「ごはんのチカラ」に頼りたいな、と思います。

ごはんによって心臓応援・心臓強化が実現できれば
たとえ　生まれつき心臓が弱くても
また、たとえ心臓病になってしまったとしても

愛猫・愛犬ちゃんの苦痛を減らしてあげられるのでは、と思うからです。

現代療法の場合、心臓病だとわかると
たいていは以下の種類のお薬が投与されるそうです。

●ジギタリス製剤系の強心薬
●利尿薬
●血管拡張薬

ただし、「心臓病だとわかると」……、コレは実はちょっと曲者で。

獣医さんによっては
「心臓病じゃないか」と思った時点で
お薬を処方する先生もいらっしゃるとのこと。

「確定診断」ではなく。

心臓のお薬というのは、通常は一度飲み始めたら　
一生飲み続けなければいけないものとされています。

みなさま、ごぞんじかもしれませんが
お薬というのは、

「心臓病の症状をコントロールするもの」で

心臓病を治す、というものではありません。

心臓病のお薬に限らず
お薬というのは飲ませているうちに「耐性」というものができがちです。

言葉を変えると、
「お薬依存体質を作りがち」と言ったらいいでしょうか。

最初は少ないお薬でコントロールできていたものが
どんどんお薬の量を増やしていかなければならなくなる。

いえ、決してお薬を飲ませないで、と言っているのではなく
お薬の投与開始のタイミングは慎重に、
ということをお知らせしたいな、と思うのです。

実際、犬君の場合、投薬治療によって
かなり元気に暮らしているというお話、たくさん聞きます。

一方、これは愛犬・華実のブリーダーさんから聞いたお話。

「ある病院で僧帽弁閉鎖不全の投薬治療を開始。
投薬を始めてから、どうも犬君のようすがおかしいので病院を変えたら　
まだお薬を飲む段階ではないといわれたキャバリアがいました」

すべてはケースバイケース。
正解は、そのコそのコのカラダに聞いてみないとわかりません。

そのコの、その時の症状に合わせて
獣医さんとよく相談のうえ治療法を決めていきましょう。

ただし、

●お薬を飲んでいる場合でも

あるいは

●お薬をできるだけ飲ませたくない場合

いずれにしても

ごはんに気をつけてあげると、より心臓には負担がかかりにくい
という考え方はできるのではないでしょうか。

わが家の場合ですが

●愛猫・ラグドール海が肥大型心筋症を発症したのは1歳半
●愛犬・キャバリア華実が僧帽弁閉鎖不全予備軍ながら5歳で　未発症

の差が出た要因のひとつに「ごはん」の違いがあるのでは、と感じています。

●海は生まれてから発症まで　缶詰とドライフードだけ　!
●華実は生後8ヶ月の時に限りなくトッピングごはんに近い手作りごはんに移行 !

もちろん断言はできませんが　そんな考え方もあるかもしれません。

そして、ありがたいことに

愛猫・海
愛犬・華実

共に心臓機能がほぼ正常に戻ってくれました。

特に海は
獣医さんに天国行きを覚悟してくださいといわれるほど
重篤な心臓病だったのにも関わらず、
今は心臓病を発症する前よりも　さらに元気になっています。
　　　
　　　※現代薬投与はしていません

わが家の場合、
愛犬・愛猫共に心臓応援ごはんがツボにはまってしまったようなのです。

そして。

犬ごはん、猫ごはんの情報ではあまりお見かけしない内容なのですが

「心臓応援」にはお魚がいいのです。

お肉は心臓や血管に負担をかけてしまうこともありますから。

もちろんお魚だけをあげてください、という意味でありません。

諸説あるようですが、
私はお魚系脂の力を信じています。

海と華実の体が教えてくれた真実ですもの。

このようにお薬だけに頼らず
食べ物の力によって
体質改善をしていく方法を食事療法と言います。

食事療法はサブ的なものとの見解も多いと思いますが、

『今あるガンが消えていく食事』という本の著者である
済陽高穂先生が
同ご著書の中で

食事療法こそ(ガンにおいての)根本的かつ最もポジティブな治療法と言える
とされているように、

私も心臓病など生活習慣病においては
積極的、かつとても有効な治療法だと受け止めています。

ただし、重篤な場合は

現代薬
あるいは
それに変わる自然療法の中から薬効作用のあるケア方法を選択し、

食事療法と併用で行うようになさってくださいね。

どんな病気でもそうですが絶対、あきらめないこと。

きっと犬猫ちゃんは、ママさんの想いに応えてくれるはずですよ。

彼らにはそういう力があるのです。

ママさん、「ファイト!!」

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　綺麗に色づいていた街路樹・花水木の葉っぱが落ちてしまい、
　少しだけ残念です。

　そう言えば先日華実とお散歩してたら富士山が見えました。
　空気が冷え込んできた証拠ですね。

　わがやのベランダガーデンのコンテナも
　本日　すべて秋冬の装いに変わりました。

　冬支度、一番遅れているのは
　私たち「人間」だったりして。

　あったかくして、また一週間楽しみましょうね。

　そうそう。

　きょうは私ショウガいり「梅しょう番茶」をいただきました。

　ポカポカ効果はショウガ紅茶より上かも、ですよん☆

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Last updated 2010.11.21 09:09:39

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